盗み聞きの天才

また、盗み聞きした!と、私はたまにジーザスに思う。
油断もすきもないわ!


この一年、私の思考は、以前よりもっと現実化する。
私がお祈りしたこともそうだが、そうじゃないこともそうだ。

夫に「こうならいいのにな」と半ば愚痴みたいに言い、夫に「自分でやれば?」と言われたようなことも、そうなる。

しょっちゅうそうだったので、もはや、夫は怯えている。
これは冗談。
でも、夫は、私が口にする「〜したい」は本当になると信じてるらしい。

自分の願いを、人がそうなると信じてくれるのはいいことだ。


それで、私は、ああお祈りっていうのは、「神さま、これこれこうで」って思うことだけをお祈りって言うんじゃないんだなと気がついた。

夫や友人に、こうしたいと話している時、私の頭の中にジーザスはいない。
誰かと話している時、頭にあるのは、目の前にいるその人だけだ。

でも、ジーザスは聞いている。

ジーザスは、盗み聞きの天才だ。


やがて私は、神さまは、私の言葉という言葉、思いという思いを全部聞いてるんだなと理解した。

全ての言葉が祈りなんだと思った。

そして、お願いしますと言わなくても、気が向けば、そしてそれが人と分かち合えて、幸せな気分になるのが私だけじゃなければ、暇な時にチャチャチャとやってみるんだなと思った。

「神さまにはありがとうと言うておけ」と、おじいちゃんは言ったが、これはどうやら本当だ。


暇な時というか、時。
全てのことには、時がある。

タイミング。
これも聖書に載ってる。


自己啓発本に書いてあることは、割とたくさん載っている。
こちらがオリジナルだろう。
それを現代語に解釈して説明してるんだと思う。
旧約聖書にもたくさん載ってる。

もし、自己啓発を長くやっているけど、あまり効果がない人がいたら、聖書を読んでみるといいかもしれない。
自身で「自分が現実でこれをやるならどうやるか?」やり方を考えたらいいと思う。
注意しなきゃいけないのは、聖書は数千年前に書かれたものだから、全くその通りには真似できないものがある。

私たちは、数千年前に存在した社会システムの中には生きていない。
宗教迫害はもうない。
専制君主や独裁の国は、もうほとんどない。

逆に、聖書ばっかり読んでるけど、聖書に書いてあることが、自分にちっとも起きない人は、聖書以外を読んでみたらいいかもと思った。

バイブルと名のつかない、たたきがバイブルと思われるもので、現代人にやりやすく「行動、やり方」を語ってくれてるものは、本当にたくさんある。
著者はだいたい外国人だが、日本語に翻訳されているものもたくさんある。

神さまがこの世の全てを作り、全てを与えているならば、それらも神さまが与えたものだ。



ジーザスが盗み聞きできるのは、ホーリースピリットがいるからだと思う。
このネットワークは、まじ優秀だ。

祈りに関していうならば、私は、双方向に通信するWiFiがあるみたいなイメージの感じがする。
ずっと繋がってる。無線で。
神さまとの繋がりは、有線じゃない。

意識しないでも、WiFiが飛び交っていて、パスワードが合う機器同士は、いつでも繋がっているみたいに、ジーザスとパスワードが合えば、いつでも繋がってる感じがする。

ジーザスはセキュリティが甘いから、パスワードは全世界にいつでも公開中だ。

aishiainasai


さて。

そして、やがて、私は、神さま、ありがとう!と思うと同時に、なんて油断もすきもない!と思いはじめた。

思考を現実化させる、引き寄せの実験をやりはじめた時にも同じことを感じたけれど、今度はもっと思った。

いいことしか考えちゃいけなくなった。
起きたら幸せになれること、起きたら喜べること、起きたら癒されること、楽しいこと、なおかつ、自分以外も。

なにしろ、24時間、盗み聞きしてるんだからさあ、どうすんのよ、と、私は思った。

私が善き人であったなら、話は別なのだが、私はそうではない。

しかし、やがて例外に気がついた。

どうやらジーザスは、うちの家庭には興味がない。
どうでもいい感が、プンプンただようのを、私は感じる。

まあ、そうでしょうな。
別に、うちの家庭では、他所に分けれるものを生み出してませんもんね。
私も夫も休憩してるだけ。

休憩は好きにしなはれという感じ。
家のことは、二人で力を合わせて、勝手に好きにやりなはれ。

そんな感じ。


しかし、それ以外は、盗み聞きしてる。
絶対、聞いてる。


私は、自由という不自由の中にいる。
(この表現はどこかで見て、いつか使ってみたかった。)


思えば叶う。
しかし、だから、思いには責任が伴う。

特に他人については、絶対に、幸せしか願ってはいけない。

不自由、極まりない。



は〜、むかつく!と思っていいのは、もはや夫だけである。
夫はどうでもいいことにしてくれたのは、ジーザスの深い思いやりであろう。

心ゆくまで、むかつく時は、は〜、むかつく!と思おう。

ジーザスは、思いやりにあふれた優しい神さまだ。



ともかく、ジーザスは盗み聞きの天才だ。