願いを叶えるための最初のお祈り

*この話のはじまりは、クリスチャントラップです*


誰かの願いを叶えるのに協力する時、由緒正しきクリスチャンならば、まず最初にすることはひとつだ。

その人のために祈ること。

自分の願いは、その人の願いが叶うことなので、どうか私のお願いを聞いてくれるように、あなたのお父さんに言ってちょうだいねと、ジーザスにお願いすることだ。

私、とっても喜びますから、ほら!考えるだけで胸がポカポカするもの!と、胸をポカポカさせながら。

私の個人的統計では、胸をポカポカさせながらするお祈りの内容は、現実化する。
ここまで、必ず。

それで、胸がポカポカしないときは、少し、祈りの内容を見直すことにしている。



さて。

この場合、祈るより先にしなくてはいけないことがあった。

おっちゃんUさんの夢を把握することだ。

俳優になりたい。
牧師になりたい。

それらが、何のことを、どのようなことを指すのかを把握する必要があった。
望ましいアウトカム(望み、ゴール、目的、夢など)の把握だ。

祈るのは、アウトカムだ。
起きて欲しいことを祈る。

この場合、他人の夢は、私の夢ではない。
叶うその内容は、ご本人にとって好ましい内容でなければ、単なる押しつけになる。


そして、俳優、牧師、は、非常に抽象メタファー的な表現だ。
これは人によって、かなり意味が変わる。

おっちゃんUさんが、何のことを俳優と表現し、どのようなことを牧師と表現しているのかを、私は知る必要があった。
おっちゃんUさんの世界観の把握だ。

それからでなければ、ジーザスにすら祈れない。


それで、私が最初にお祈りしたのは、次のことだった。

「私に、おっちゃんUさんの叶えたい夢をわかるようにしてください。」


なぜ祈ったか?

簡単な話で、教会の中では、トランスが使えないからだ(笑)
おっちゃんUさんは、私のクライアントではない。

セッションの方が、なんぼか楽だ。

まあ、頼まれてないけれど、勝手に、おっちゃんUさんの夢を叶えたいと願っている私がいる。
実験だ、実験。


だからまずは、おっちゃんUさんご自身に、口にしていただく必要がある。

おっちゃんUさんは、どのような状況を望むのか?
アウトカムのランドスケープを把握せねばならない。


私がいくら願ったところで、ジーザスは、本人が望まないことをさせないはずだ。

だから、まず、おっちゃんUさん自身に、願いを語ってもらうこと。

それが、私の願いとなった。

お願い、ジーザス。
私にわかるようにして。
そうしたら、手伝えるの。

私は祈った。