もったいないおばけのささやき*勉強するのをやめなさい
こちら、昨年の流行語大賞。
昨年、よく言われたことば。
勉強するのをやめなさい。
勉強すればするほど、あなたの頭の中の自由が失われていく。
自分の個性を追求しなさい。
誰かが思いついたことを記憶し理解することに時間を割くのはやめて、自分が思いつくことに時間を割きなさい。
それは聞きようによっては、その時、私がしていたことを全否定とも取れることばだったけれど、何度もまあ、似たような言葉をよく聞いた。
今年の流行語大賞と同じなのは、その後に、必ず同じ言葉がついたことだ。
そうしなければ、もったいない。
今年のにもついている。
もしかすると、私の周りには、もったいないおばけでも漂っていて、私の周りにいる私が信頼する人の口を通じて、ささやいてでもいるのかもしれない。
残念なことは、私には、何がもったいないのかさっぱりわからないことだった。
自分に見えていなくて周りにだけ見えている何かがあるのだろうか?
それとも、周りが幻を見ているのだろうか?