守るべきもの

どこまでいっても、私はお姉ちゃんである。

私と妹は、たいして仲のいい姉妹ではなかったが、ここ数年、仲がいい。
そして、最近、強さについて考え始めた後、私は、自分のアイデンティティのひとつに、彼女のお姉ちゃんであることが深く含まれていることを再確認した。

妹が生まれた日のことは、覚えている。

薄暗い病院の廊下。
その先にいた赤ちゃん。
 
守るべきもの。
私が守るべきだと決まっているもの。


小さな彼女と2人で行動した時、私はいつでも勇気に満ちていた。

強さとはまた、ひとりの力で得られるものでもなさそうだと気づいた。
守るべきものは、私を強くする。