父語録*3

父語録。
中学時代、反抗期真っ盛りの私と母が言い争いをした後やってきて。


お母さんはおまえとは違うんや。
おまえは自分の気持ちを言葉で表すのが上手だ。
お母さんはそうではない。
お母さんは、自分の気持ちを言葉にしない。
おまえがそれに腹を立てるのはわかるが、それは、お母さんがそういう人だからだ。
そういう人に、言葉にしろと言うのは、その人じゃなくなれと言うのと同じや。

その人その人、持つものが違うんや。
その人じゃなくなれと、人に要求するのはやめなさい。



父は夫としては、マイナス9500点。(本日現在)
仕事ばかりして、ほとんど家庭は顧みない昭和の仕事ばか。
しかしながら、私が反抗期の間は、父は家にいた。
母を守るためではなかったかと今思う。

父がいたから、私は、力いっぱい反抗できたのではなかったか。
父がいなければ、母が壊れきったかもしれないので、私は、自分を抑えなくてはいけなかったかもしれない。