人材派遣ではないヒューマンリソース

英語にしちゃうと、ヒューマンリソースで人材派遣か人事の話みたいになってしまうが。

そういうことじゃなく、人間そのものの話。

そして、この場合のリソースの定義は、自分が持っている、価値を認めているか好きなもの。


幸せ感と、願いや望みを叶えることの差に大きく影響してると、私が感じているもの。

人間をリソースとして捉えているかどうか。
人間、自分と他人、人間。

持っていない人はいないから、この場合、差はただひとつ。

人間が好きか嫌いかだ。
人間に価値を認めているかいないか。


人間が好きなら、その人にとって、人間はリソースになるし、人間が嫌いなら、その人にとって人間は問題になる。

小手先の技術や、小手先の思考法よりも、人間というリソースが解決できる問題の数は多いし、人間というリソースが叶えてくれる望みは多い。


人間は、まるで、ひとつの大きなクラウドみたいだと、私はたまに思う。
地球に存在する物質的なクラウド。
意識のクラウドが、インターネット。
互いに知り合いかどうかだけが関係していない。

誰かが勝手に解決してくれたり、改善してくれたり、望みを叶えてくれたりすることが、人間の世界には実に多い。
たとえば、パソコンは寝ている間に、システムのアップデートがされ、より快適になっていくが、そのシステムは知らない誰かの頭脳がプログラムしてくれたものだ。

お願いしていないのにプログラムして、お願いしていないのに、勝手に、私のパソコンをよくしてくれている人(達)が、この世にはいる。

お願いしていないのに、そうしてもらえていることが、世の中には本当にたくさんある。
それは、自分ではない誰かの「やりたかったこと」だ。


私が、誰かのやりたいことや望みに協力するのは、それが、自分のリソースとしても成立しているからだ。

自己中心的に物事は考えればいい。
それが、ヘルシーだ。


誰かの幸せに協力するのも、他人の幸せに価値を認めているからだ。
少なくとも、幸せな人は意地悪をしないし、気持ちに余裕があることが多いから、自分の周りの平和度が増し、私の安心感が強まる。


そして、だいたいの場合、自分が助けた人は、私のことも助けようとしてくれる。
私は、自分が助けてあげる世界には住んでいない。
助け合う世界に住んでいる。

情けは人のためならず、とは、よく言ったものだ。
日本語のことわざを集めれば、意識にまつわる秘密はザクザク出てくる。
秘密を書き留めたのではなく、閉じた場所で選ばれた人だけに話したり配ったりしたのではなく、開けっぴろげに日常で言い回すことにした昔の日本人は、なんと気前がいいと、たまに思う。
それにおおらか。


私は、人間そのものが好きだ。


この、人間そのものが好きかどうかは、思っているより、幸せに大きな違いを生む。
それから願いが叶いやすいかどうかにも、大きな違いを生む。
問題が解決しやすいかどうかにも、大きな違いを生む。

なぜかといえば、周りは人間だらけだからだ。

70億人以上いる。

そして、自分も人間だ。



自分の能力をリソースや強みとして扱えるように伸ばすことの前に、ひとつ大事なことがある。
能力や強みはパーツにすぎない。

自分を好きで、自分に価値を認めているかどうかだ。

それを世では、自己肯定といったりするが、つまりは、自分という存在をリソースとして使えるかどうかは、そこで分かれる。

そして、一番、知っている人間(自分)をリソース化できるかどうかは、他の全てに影響する。


自分の人生上で起きることに不変の要素は、いつでも、「そこに自分がいること」だからだ。
それ以外の要素は、毎回違う。

自分で選べる確実な要素はひとつだけ。
そこに自分がいて、それが、自分の人生上で起きるということだけだ。

それから、もう一つ、多発する要素としては、そこに、自分以外の人間がいるということだ。


人間をリソースとして捕らえられるかどうかは、ものすごく大きい。


簡単に言えば、人間が好きかどうかが生む違いは、すごく大きい。
ジーザス的に言うならば、愛しあいなさいとなるかもしれない。

人間嫌いの信仰が薄いクリスチャンは、腐るほどいるけれど、いつもため息をつかれている信仰の薄い私は、ここだけはクリア!

なぜなら、私は、自己中心的だからだ。
人間を嫌うのは、私にとっては、自分のリソースが減ることを意味する。
わざわざリソースを減らす理由が、私にはない。


人間付き合いは、また別の話で、そこは別の要素が絡むが、人間そのものは好きだ。
私には現在、嫌いな人はいない。
近寄りたくない人はいるし、遠ざける人もいる。
合わない人もいる。

それは単に距離感だけの話。
自分が快適だと感じる距離感を、私は選ぶ。

他人は知ったこっちゃない。
ヘルシーな私は、そう感じる。
大人の人間関係、自分の快適さは、自分で管理できる。

私は、私の快適さや平和を壊す人は、自分に近寄らせない。
距離を長めにとる。
私は、たくましいが、感受性はものすごく繊細だ。
自分の要素を理解しているから、工夫する。


人間は70億人いて、関わる人は、選べる。
私の代わりは山ほどいるから、家族以外にとって、自分が代わりのない存在だと考えたこともない。


そして、この考え方で、困ったことはない。
あまり一般的ではないと思うけれど、しつこく書こう。

私のものの考え方はヘルシーだ(笑)
数人の精神科医と臨床心理士のお墨付き。



私は快楽主義者なので、好きなものに囲まれて暮らしたい。
そして、さらに快適になるように、自分好みの人が増えるように、幸せな人と笑顔が増えるために、他人の能力やビジネスに協力する。

リソースの強化に励む。

私の能力などしれている。
でも、地球には70億人以上の人がいる。

70億人以上のリソースを、私は持つ。

↑これ、意識。
意識は、現実を変える。