神さまたちの世界平和
そやねん。
まず、神さま同士が仲良くすればいいねん、と、私はある漫画を読む時に思う。
聖☆お兄さん。
よく売れてるコメディ漫画。
面白いから今までの全巻読んだ。
この漫画は、常々、私が、なんでや?と思っていたことを解消してくれて、すっきりした気分にさせてくれるので、好きだ。
漫画の中では、神さま同士が仲良くしてる。
私は、それが好き。
最初は、ジーザスとブッダだけだったが、最近では、北欧やインドやギリシャの神さままで登場してる。
IKEAに住むロキさんというスウェーデンの神さまとか。
ロキさんはブッダにお土産で、IKEAのジップロックをくれる。
漫画の中には、いろんな神さまの特徴がコミカルに温かいトーンで描かれている。
エビスさんも出てくる。
日本人にしか安心しては描けない世界観だろうなと思う。
日本は、宗教で争いが起きない国だし、過激派いないし。
さて。
この世の宗教、アミニズム的なものではなく、過去には道徳も兼ねる役割をしていたと思われるおそらく全ての宗教で、神と名のつくもの、または、神について語るものは、必ず、言う。
仲良くしろ。
人によくしろ。
人を愛せ。
他人のために善行をしろ。
しかしながら、例えば、一神教の神様は、自分だけが神だと言い張り、他の神さまと仲良くしてる節はない。
全てのものを、God(創造主)が作ったのであれば、他の神さまもGodが作ったものなはずだから、もう少し親切にしてあげても良さそうなものだが、そういう点では、Godは実に排他的。
他の神さまは、人間よりは、目に見えないという意味で、自分と仲間に近いだろうと思うけど。
ジーザス(もGodなんだけど。人間やってる時のジーザス)は、それは違う。
彼は、他の宗教の人を弾かなかった。
けどまあ、人間のとき。
人は神さまに従うしかない存在なのであれば、もはや70何億人に膨れ上がった人口を救うのに、自分ひとりでやる!と抱えこまずに、神さま同士で仲良くやりゃいいがなと、私はたまに思う。
あ、私は一神教を信じてるので、私の神さまはジーザスが現すもののみだけど。
自分の、神さまということ。
他人の神さまはなんでもいい。
今の時代において、誰かの頭と魂と心に、信じる何かを強制するのは、もはや精神的な虐待くらいに私は考えるから。
これは、個人的な考え。
ともかく、神さまが言えばいいのよ。
私たちも仲良くやっているので、人も争うなと。
神さまにできないものを、人にやれなんて無理無理。
世界平和は神さまから。
まずは、やってみせてよ、と、私は前々から思っていたのだ。
漫画で、それが、するっとやり遂げられているのを見た時、なんだかとても良かったと思った。
そして、それを面白いと思う人が沢山いることが。
なんでかというと、全ては意識からはじまるから。
そして、ものがたりは、現実を生むから。
世界平和って、笑えるものなのかもしれないな。