教会ものがたり(1)夢のための最初の祈り

 


この前の日曜日に礼拝に行って、なんでこの話を聞かなあかんのやろうか?と思いながらSさんの話を聞き、帰ってきてからも、なぜか頭を離れなかった。


ジェネレーションギャップによる心地よさの違いと、他者の尊厳とプライバシーに対する感覚の違いが、私に居心地の悪さを感じさせた。



自分が心地よいものを他人が心地よいと感じないことは、普通にある。

心地よい、居心地がよいは、その人が育った環境で小さな頃に覚えた感覚とも関係する。

本当に個人的な感覚だ。


ところがたまに、自分が心地よいものは他人も心地よいと信じて、善意から他人にもそれを押し付けてしまうことがある。


Sさんは、100%善意だから、それを受け取らない相手を理解できない。

ちなみに、話は、私に向けられたものではないから、Sさんが私に何かしたわけではなかった。


私はただ、Sさんの話が、自分が思う他人の尊厳やプライバシーを踏みにじり続けている内容に思えたので、聞いていて、それが気持ちが悪かったのだ。


ジーザスの名のもとに、他人の尊厳を踏みにじっていいわけがない。

私が、クリスチャンの人だけではなく、若い頃から何回かあった自分の信仰を押し付けてくる人に感じたものを、私は再び感じた。


尊厳の概念の欠如だ。


それが、教会のいう信仰ならば、私は教会はNOだ。



日曜日に起きたことは、私には、ひどく居心地が悪かったので、

「明日、忘れていたら考えなくていい。明日になっても忘れていなければ、このことについて祈りの言葉を探す」と夜に私は決めた。


Sさんもまた、自分が受け入れられず、心に平和ではないものを、長い間抱えているように見えた。



ともあれ、これは、ジーザスが管轄する場所で起きたことだ。

答えは、ジーザスがくれるだろうと思ったのだ。


私の中には常に、いやなら礼拝に行かないという選択肢があるので、まあ、そんなに深刻には考えなかったが、「見た」そして「自分の感情が不愉快極まりない」からには何かあるのだろうと考えたのだ。


これはジーザスが、私に、見せた、感じさせたと考えた。



月曜日の午前中、仕事をひとつして、それから、頭に浮かんだことは、祈れだった。


私は、Sさんの心に平和がありますようにと祈った。


胸がポカポカした。

それでだいぶとすっきりした。


また一夜開け、私は思った。



礼拝する部屋が狭いのがよくない。

物理的な空間が狭いのがよくない。



最近、私の通う教会にやってくる人が増えてきている。

新しくジーザスに興味を持った人や、教会を探していた人がちょこちょこやってくる。


礼拝のスペースは、10人も入ればいっぱいだ。



狭いな、と、私は思った。


尊厳や居心地のよさは、パーソナルスペースとも関係する。

パーソナルスペースは、心理的な空間だが、それは、物理的空間からも影響を受ける。


話を聞く時の相手との物理距離にも、居心地よさは関係する。


狭い、と、私は思い、これか!これを祈らせたかったんだ!と感じた。

みんなのためになるこの祈り。


与えられた空間に文句をつけようなどとは、私以外は考えるまい。


けれど、この祈りは必要だ。

すでに存在する教会の次なるビジョンに関係する。


そして、ジーザスは、必要なものは必ずくれる。


私は祈った。


神様。


礼拝のスペースが狭いです。

あれでは、新しく来る人は息が詰まります。

私もしんどいです。

家族が連れてくる人も、しんどそうです。

無理やり勧誘されるんじゃないかと警戒します。

Sさんがパーソナルスペースを踏みにじる話をするとき、私は息苦しいです。

それでは平和がありません。

私は、狭いスペースが苦手です。


神さま、礼拝のために、もっと広いスペースをください。


ジーザスの名のもとにお祈りします!



それを祈ると、私は、笑った。

ジーザスは、いやなことを解消させるように、話を持っていくからだ。

じゃなきゃ、わざわざ、教会のために私は祈らない。

だって、ジーザスがやりゃいいじゃないかと思うから。


けれど、人間が望む必要があることもあるのだ。

というか、人間の仕事は望むこと。



そして、私が嫌なことを、ジーザスは速やかに取り去ってくれるので、私は、教会の次の段階は意外に早く来るなと思った。


誰でも休憩しにこれる人がくつろげるカフェみたいなものを、私が通う教会は作ろうとしてる。


カフェだよ、カフェ。

私のものがたりや昔やってたSNSを読んでいた人なら、にんまり笑うに違いない。笑


10年前に描いた夢が存在する場所に、ジーザスは私を連れてきた。

同じことを夢として持っていた人がいる場所に。


そして、それは、カフェという教会。