ミスター.グリフィス

ミスター グリフィス。
今朝唐突に思い出したミスター グリフィスは、大学2年生の時、3ヶ月だけ行った短期留学の時の担任の先生だ。

どうやら、私が20才、20才とオーダーしていたのに、私の脳が答えてくれたようである。

思い出したのは。

ミスター グリフィスの奥さんはフィリピン人だが、数ヶ国を操る人だったということ。
彼女は、新しい国に行くといつも恋愛小説を買い込み、それを読んで語学を習得していたということ。

恋愛小説は、どの国も似たようなパターンで、会話がそんなに入り組まず、なおかつ日常的な会話はカバーしているため、初心者でも理解しやすいからだということだった。

ミスター グリフィスの家のテーブルクロスの柄と一緒に、私はそれを思い出した。


20才の記憶は、5歳の記憶より親切で、要領を得ていた。