プライスレス

つづき。

テーマ、ホームページ。

昨日、期限を2020年中に区切った。


少しずつ、他人に見せ始めているから、大きな枠は今の方向性で決まりだろう。



10年目の仕切り直しの作業を、私はご褒美のように感じはじめた。

10年の間には、救えなかった人がいて、ひとり、大号泣したこともある。

一度ではない。


人の人生の重さは、今でも怖い。

自分のひとことに励まされる人がいることは、同じように、自分の言葉で激しく人を傷つけられることを意味する。


私は、いつでも、怖い。

10年、その怖さから逃げなかった自分へのご褒美のような気がした。



解けないパズルの1ピースがはまる時や、こんがらがった糸の玉が解けた時に起きることは、思考の世界でも起きる。


スルスルっとほどけること。



セッションについて、私は、「自分は単なる技術者だ」と、よく話してきた。

私のセッションには、私の人格や人好きなところは影響がないとは言わないが、主軸になっているのは、私の技術だ。


扱うものが人生だから、たまには、ただ手を握るだけで解決してしまうようなことも起きるけれど、基本は、私は技術者だ。

コミュニケーション技術を使って、人をサポートするエンジニア。

エンジニアの多くがそうであるように、私も直感は強い。

理論の理屈ではなく、理屈を土台に、アドリブでやることは多々ある。



動画を2つ作った後、自分はなんの技術者だったのか、私は理解した。

私のセッションは、メーカーだと。


そして、ああ、これを変えなくちゃいけないんだと気がついた。


ホームページのタイトルだ。



今朝、私は、ホームページのタイトルから、セッションを外すことに決めた。


タイトルは、シンボル(象徴)だ。

シンボルは、他者に伝える力を持つと同時に、本人に及ぼす影響が強い。


タイトルが浮かんだ時、自分へのニーズと、自分が好きなことが合致した。

それで、もう10年、続けていけると思った。



10年後、全てのセッションを無料で提供できるところまで行きたい。

私の時間が、プライスレスになるところまで。


発展したアウトカムは、夢に期限をもたらした。