アウトカムの発展の場所

 

一昨日、遠くに住むブライダル仕事をしていた頃からの友人と話した。

近況やこれから、諸々。


その中で、友人がぽつんと軽く「(あなたは)ほんとに作るのが好きなんやなあ」と言った。


しつこく作業しているホームページのテーマは「つくろう」に決まっていて、私は今、ホームページ用の二本目の動画を作っている。


ここまで、テーマは二転三転して、その度に作ったホームページはボツになった。



さて、友人とのおしゃべり、そこから二日ほど経過して、私は、は!と気がついた。

どうして忘れていたのだろう?

なぜ、自分が会社を辞めたかを。


私は、作りたかったのだ。


私は特に独立志向が強かったわけではない。

会社の居心地はよかったし、人間関係も割に良好だった。

お給料も悪くなかった。

出世コースに乗っていたので、そのままそこにいれば、もう少し、上まで確実にいけた。

私は、社長のお気に入りだったからだ。


ただ、私は、そこまで社長と三年間、交渉し続けていた。

会社が生き残るためには自社商品がいる、やらせてくれ、と。


うちはメーカーではないと、社長は言い、それで三年目、私は、じゃあ自分でやりますと言い、周りも面白がったので独立した。


結局、私がブライダル用にデザインして作ったのは、ガラス容器ひとつだけだったが、大手の会社のカタログに載せてもらえた。

そして、そこで、私は、商品の権利を売り手放した。



それから、もう10年近く経つ。



ホームページ用の動画を作っていく中で、私は、揃った!と感じた。

経験値が、だ。


私がセッション手伝えるようになったことは、10年で、ものすごく増えていた。


私は、作ることそのものが好きで、それが自分のものかどうかには、あまりこだわりがない。

思いや何かが、物質界の中で、形を持っていくのが楽しいのだ。

目に見えて変わること。


それは、三次元の醍醐味とでもいうか。


それが、喜びや豊かさ、祝福を生み出すものなら、尚いい。



そしてそれから、今、自分がしている作業は、自分にとって、ものすごく重要なことのような気がした。


ただ積み重ねていくしかない時間が終わったのだと、私は気がついた。


まさに、積み重ねたもの、これら全てがこのようであると、次に何が起きますか?の場所に、私は、立っていると思った。


今立つここは、アウトカムの発展の場所だ。