人生の輪
人生には、なんとなくサイクルがあるような感じがする。
自分の人生サイクル。
私の人生サイクルは大きな輪は20年、小さな輪は9-10年。
もっと小さな輪は3年。
3年の小さな輪は意図的に作ったりもする。
輪はひとつだけではなく、一番小さな輪はいくつか同時に回っている感じがする。
一番小さな輪はひとつずつ、テーマがはっきりしている。
小さな輪は、ひとつしかない。
ライフサイクルとでもいうか、何をとはっきり指定されてはいないが、こんな感じという雰囲気を支配している輪。
一番大きな輪は、もっとゆるやかな人生の流れ。
誰にでもあるのだろうか?
年齢にまつわることわざは割とあるから、あるのかもしれない。
9-10年のサイズの輪の中で、私が、人の助けなしにはこなせない一年がある。
いつでも、人の助けは必要とするが、特に必要とする一年がある。
その一年、私の目の前には、未知の世界が広がる。
そして、それまでしたことがない新しい立場が現れる。
テーマはだいたいリーダーシップに関わることが多いが、それまでとは異なる方法で、リーダーシップをとる必要がある状況が現れる。
リーダーシップは、自分がリーダーの場合は、いまや特に難しくない。
一番うまくいく自分のリーダーとしてのあり方はすでに見つかっている。
それは、いわゆる完璧なリーダーとは程遠く、関わる人の才能を使い倒し、自分以外がいかに輝くかだけに気をはりめぐらすやり方だ。
私ができるだけ何もしないのが、私がリーダーの場合のチームが最高の状態で機能する時だ。
ありがとう、お願い、ごめんなさいを言う数は半端ない。
だが、もうあなたとは組みたくないと言われたことは今のところないので、問題ない。
私がチームリーダーの時は、状況は、すごくはっきりしている。
私をリーダーに立ててくれる人達の存在が、必ずそこにある。
ぶうぶう文句を言われながらやる、それが、楽しくこなす私のリーダー像。
仕方ねえな、助けてやるから指示だけだせという人達と作るチーム。
ヘルシーな相互依存がそこにはある。
9-10年に一度、私に現れる状況は、自分がリーダーのポジションを取らないし、取るつもりもない場所でのリーダーシップの取り方。
なぜだか、状況を変えて、必ず現れる。
そして、私は、そこに適応していく時、必ず、友人達の助けを必要とする。
その新しい状況の一年は、悪いことは起きない。
むしろ、側からみれば、いいことしか起きない。
しかし、本人は、適応できず、立ち位置にあくせくしている。
だいたい、逃げだそうとするのを、友人達が、笑いながら、なんとかなるからと止めているような状態。
人騒がせ。
そんな感じ。
しかし、私の友人の多くは、私の人生に起こるはちゃめちゃを期待している節もあり、新しいネタ、とそれを呼ぶ。
持つべきものは友であると、私が感じるのも、この一年。
どうやら、今年はその一年に当たっている気配がある。
使えるリソースは全部使え。
他人の知恵も借り倒せ。
そして、それらに感謝しろ。
感謝と笑いを忘れたその時、ドツボにはまるのもまたこの一年の傾向である。
小さな輪は回る。
同じ時期は続かない。