私の婚活*1

もうそろそろ時効だろうか。
書いてもいいだろうか?
私が婚活をした時期のはなし。

婚活には、さまざまなやり方があり、私がした婚活はあまり一般的ではないやり方だが、私に起きたような出来事は、婚活中の人にはちょいちょい起きる。

というわけで、私が今から書くのは、「縁を結ぶ前に、縁を整理する必要がある人」の場合の婚活の話。

理路整然とした話にはならないので、先にお断りをしておく。
また、登場人物の男性は、みなまだ生きているはずなので、設定を少し変えるのもお断りしておく。

私のリアルを知っている人が、もし読んでいて、そりゃ違ったやろと思っても、もはやこれはフィクションの物語ということにして読んで欲しい。
そして、私が誰のことを書いているか想像するのをやめて欲しい。

夫がもしも読んだ場合のために書いておくけれど、これから書く中で、あなたの知っている男性は、あなた自身と父だけだ。
他の人を、あなたは知らない。


いろいろめんどくさいので、友達の話または匿名にして書こうかとも思ったが、リアリティに欠けるので、一人称で、私自身の話として書くことにした。


では、はじめましょ。


...........



当時、私の周囲には、「結婚しなさい」と私に口やかましく言う人が数人いたという話は過去に書いた。

そして、私は、当時、流行っていた引き寄せの法則は意図的に使えるのかどうか?を「結婚」をお題に行うことにした。
結婚ならば、できなくても痛くも痒くもない。
実験のお題にはちょうどいい。


話は、私が自由を満喫していた36歳の秋の話だ。
月は11月。

私は手始めに、当時していたSNSで別アカウントを作った。
そこで、婚活日記を繰り広げるために。
私は、メンバーを厳選した。

残したのは、婚活を茶化さないだろう人、一緒に面白がりそうな人。
男性は外した。
それから、私に思い入れが強そうな実際の知り合いのほとんども外した。
リアルな友人もほとんどを外した。
幸せじゃなさげな人も外した。
当時、私のSNSの知り合いに沢山いたスピリチュアルマニアも外した。
ソウルメイトなど、くそくらえだ。
(これについては、後で書く。)


というわけで、私が最初に整理したのは、恋愛と関係ないごく浅い人間関係だった。


そして、私は、ごくごく少ない人数だけが見ている新しいアカウントの最初の日記に書いた。
「来年の11月〇〇日に結婚しま〜す。」
書いた日のぴったり1年後。
(ちなみに、その日が私と夫の結婚記念日だ。)

コメント欄には、「おめでとうございます!」とか、「おめでとう」という言葉が並んだ。


私は、これは、なかなか良い出だしだ、と思った。
少し嬉しかった。


引き寄せの法則で重要なのは、「あたかも、それが、今すでにあるかのように」だ。
その時そこにある感情が、すでにあればいい。

そしてマストなのは、「協力者」の存在だ。
自分の願いに協力してくれる人たち。

というわけで、しょっぱなから嬉しい気持ちに協力してくれた日記を読んだ人たちに感謝している。
話に乗ってきてくれたことには、今も感謝している。
おめでとうと言われて、嫌な気分になる人はいない。


まあ、この場合は、なんであれ、人生を変化させようという気分になったことが、すでにおめでたいのかもしれなかった。


ともかく、私はそれでやる気になった。
少なくとも、自分がやろうとしていることは、人も喜ぶおめでたいことなのだということを自覚した。


そして、私がした婚活の最大のポイントは、この「期限を切ったこと」だったのではないかと思う。
私は実験で婚活をするので、できなきゃできないで構わなかったので、だらだらとやりたくなかっただけだが、結果的には、これが一番効果があったような気がする。

そして、私が見てきた限りでは、期限を切って婚活に取り組む人の方が、話がまとまることが多い感じがしている。
いい人が出てきたら、は、一番だらだら婚活が続きやすいパターンだ。
そして、疲れやすい。
終わりが見えないことは、どうしても気持ちが疲れやすい。


私は、仕事のプロジェクトみたいに、結婚相手を探すのを考えることにした。