愛は勝つ

最近、友人との会話の中で、「私は負けず嫌いであることは認識しているが、勝とうと思ったことがない。」という話になった。

しかし、負けるのが嫌いなのであれば、私は勝つのが好きなはずだ。
けれど、勝つのが好きという考え方をしたことはない。

不思議な話だ。
負けるのが嫌いは、問題だ。
勝つのが好きは、願いまたはリソースだ。


そして、私は、今年のお正月、父から花札の勝ち方を教わったことをきっかけに、勝負しようという気持ちになっていることを話した。

そして、「だけどさ、何に勝つんだろう?」と私は言った。
それがわからない。
勝つのが好きなのであれば、その勝負に勝ったら、私は嬉しいはずだ。


友人は、その花札エピソードには、つっこみどころが満載(そもそも幼稚園児が賭け事に参加してるあたりから)だが、と前置きした後。

「愛は勝つって歌があったね。」と言った。


懐かしい。
そして、私はワンフレーズを歌った。
友人は、そこじゃない、と言った。


私は、続きを歌った。

どんなに困難でくじけそうでも
信じることを決してやめないで
.
.
.
必ず最後に愛は勝つ


「愛は勝つ!」と私は笑った。
友人も笑った。


そして、私は理解した。

私がしようとしている勝負に敗者はいない。
ただ、愛が勝つ。


力いっぱい、勝負しよう。