子供にわかる言葉

話している言葉の種類。

これは、きれいな言葉、とか、汚い言葉、とかの種類ではない。
すでに、私は試した。
できるだけ、普通の言葉で願いを叶えてみようと。


きれいな言葉使いでなければ、願いが叶わないのであれば、それこそ、願いの格差社会だ。
言葉使いには、ある程度、育つ環境も関わるが、育ちがそこに関係する法則には興味はなかった。

(私は高校に入った時、周りの人達の言葉使いが丁寧なことに驚いた。高校は、私立の女子高で、明らかにそれまでいた環境より裕福な家の子供が多かった。
やんちゃな人達ですら、言葉使いはきれいだった。)


お城育ちの白雪「姫」は使えて、町で育つシンデレラが使えない法則は、私の研究対象ではなかった。


というわけで、この言葉の種類は、耳に柔らかく聞こえるかそうでないかという話し方や表現方法の種類ではない。

その内容が、どういう種類かという種類だ。

ひとつは、すでに書いたように、その言葉が自分の言葉であること。
比較的長いお付き合いのある言葉。

たとえば、
モチベーションを高く保って働きたい。
ポテンシャルを活かしていきたい。
メンタリティの強化をはかりたい。


カタカナ用語の願いはビジネスシーンに登場しやすい。
キャリアシートや事業計画書、ミーティングはそれでいいかもしれず、ついでにこれは、向上心のある感じの表明だ。

さて、では、モチベーションとは???
その人にとって、モチベーションという言葉の意味は?

果たして、その人のからだは、モチベーションという単語の意味を知っているだろうか?
ポテンシャル、メンタリティ?


子供時代、成長期などに、すでにモチベーションという単語が世に存在していた世代は話は別だが、その人が私くらいの年齢ならば、その時期にはまだ、モチベーションという単語は世の中でポピュラーではなかった。

目的意識、やる気、そんなあたりの言葉がモチベーションにあたったかもしれない。
でも、モチベーション、というときは、きっと少し意味が違う。


その人にとっての、その言葉の意味を表す、漢字とひらがなで構成された言葉の方が、からだは理解しやすい。
加えて、できるだけ平易な言葉。

小学生に理解できる単語が望ましい。


なぜならば、願いの多くには、その人の中の子供が絡むことが多いからだ。

私は、セッションで婚活を扱っているが、結婚という大人しかできない大人の望みにすら、必ずと言っていいほど登場するのは、子供たちだ。
子供達が望んだものが、非常に高い頻度で登場する。
(婚活の場合は、それが邪魔になることが多いので、大人の願いに変換していく作業が必要になったりはする。つまり、結婚の定義を、子供の定義から大人の定義に変容させる。)
最初の時点で、結婚したい、のは、その人の中の子供、少年、少女の場合が多々ある。


同じように、
ポテンシャルを高く保ちたい願いの出所も、子供、少年、少女の場合だってありうる。
ただし、おそらく、かれらは、そのポテンシャルの意味は理解していない。
理解させる必要がある。
自分も理解する必要がある。

本当に願い望んでいるのは何なのか?
賢いふりは必要ない。


というわけで、小学生の自分に理解できる簡単な言葉、自分の言葉が、ひとつめの種類だ。


そしてまた、小さな子供たち、少女、少年、インナーチャイルドは、願いを叶えるという点においては、誰もが使うことができる超パワフルなリソースだ。
協力させない手はない。