日本語に詰まっている神秘
話の途中ですが、忘れないうちに書いておこう。
願いを体が理解するために、重要なものが、言葉以外にもう一つある。
もしかしたら、人によっては、そちらの方が影響度が高いかもしれない。
願いが叶わない理由は、願い方ではない場合。
願いは、必ず、言葉になる必要もない。
願いがかなった瞬間に、願いを知るのでも、願いは叶う場合がある。
あ!これを願ってたんだ!とその瞬間、知ることもある。
なんとも不思議に聞こえるが、そういうことは実際にあり、私はこちらの方が多いかもしれない。
ここ数年は特に。
どうやってそれを知るか??
その瞬間、嬉しいから、多分、誰にでもわかる。
欲しくないものが起きて嬉しい人はいない。
欲しかったものが起きるから嬉しいのだ。
潜在していた願いだ。
潜在していた、、、どこに?
願いを表すもう一つの方法は、行動だ。
言葉にせずとも、行動は、世界にその人の願いを伝え続ける。
彼氏が欲しいの!と言い続けて、部屋にひとりこもり続ける。
2つの願いを、その人は世界に伝え続けている。
彼氏が欲しいという願い、それから、ひとりでいたいという願い。
どちらが強い影響力を持つでしょう?
彼氏が欲しいとは口にしていない、人と会い続ける人と、その人を比べてみればわかりやすいかもしれない。
どちらが、彼氏ができる確率が高いか?
ダブルバインドという両立しない2つの願いを表す言葉があるのだが、これが、言葉と言葉ではなく、言葉と行動の間で起きていることは非常に多い。
そして、それは、全てセッションで拾えるかというと、どんな優秀なエキスパートにも拾いきれない。
その人が自覚しない限り、それはセッション内の言葉に浮上しないからだ。
そして、とても小さな日常の行動であることが多いからだ。
特別な行動ではない。
日常化している行動の場合が多々ある。
平和が大好きといいながら、人に文句ばかり言っている。
これも2つの願いがそこにある。
平和、と、争い。
世界に2つの願いを発し続けている。
目立つのは言葉ではない、行動だ。
ノンバーバルな情報の方が、他者への影響は強いのだ。
休みの日はひとりで部屋にいるのが普通の状態の彼氏が欲しい人は、きっとすぐに見つかる。
にこにこ笑っていれば、周りは平和だ。
どうすりゃいいのか?
部屋を出て、人がいる場所に出かけよう。
せめて、ネットで人とコミュニケーションしよう。
この場合、コミュニケーションという行動を体がしないことには、言葉の願いは叶わない。
ある日突然、だれかが部屋のドアをトントンと叩くか、だれかがメールを送ってくるか、たしかにそういうこともあるかもしれないけれど、それが使えるのは、運がいい、というリソースを持つ人だけだ。
例えば平和が欲しいなら、そのように振る舞う。
表情を柔らかくつくる努力をする、笑う、文句を言わない、人に親切にする、やり方はいっぱい。
願いを叶えるためには、心と体をひとつにして使う必要がある。
それは、つまり、言葉と行動。
有名な四字熟語がある。
言動一致。
不言実行。
有言実行。
日本語には、願いを叶えるための神秘が詰まっている。