命と人生の尊さ

私の周りでは、今年、すでに人が四人亡くなっています。
友人の家族が二人、知人の家族が一人。
仕事がらみの方の家族が一人。

私がおいおい泣くのは、今年、二回目です。
友人の家族の死は、私を泣かせます。


うち三人は、流行病とは関係ありません。
仕事がらみの方の家族一人は、おそらく流行病ですが、死後の検査を家族全員が激怒で拒否したため、不明です。
助けてもらえなかったのに、検査はさせろと言った病院に、データのために死んだわけではないと、激怒しました。
(お医者さんが悪いわけでもないでしょう。)


そのうち友人の家族一人は、昨日、亡くなりました。
友人の家族です。
流行病とは関係ありません。
その方とは私もお会いしたことがあり、加えて、話はしょっちゅう聞いていたので、自分も気持ち的には親しい人です。

昨年お会いした時に、ニコニコ笑いながら「よろしくお願いしますね」と、友人のことを、私に頼んでおられました。
友人は、私よりよほどしっかりしていますが。

お焼香したかったのですが、時節柄、私は、その方のお通夜にもお葬式にも行けません。

できることがあれば言えと言った私に、友人は、「あることを祈ってほしい」と返してきました。
亡くなった家族についてでした。

私は、全力で祈りました。
亡くなった友人の家族は、クリスチャンではありませんが、そんなことは知ったこっちゃありません。

友人の願いが聞き届けられるように。
そして、友人の心の悲しみが、少しでも、和らぐように。

私にできることは、それしかありません。

いつでも、死は近くにありますが、私にとって、今年は特に、命と人生の尊さを感じる年です。