没落した名家の子孫

友達たちとゲラゲラ笑って話していた中に、なんと周りに没落した名家の子孫がたくさんいるかという話になった。

私自身も、父方はひいおじいちゃんのところまでは、豊かな家だったと祖母から聞いた。
室町時代から家系図があったらしい。
しかし、ひいおじいちゃんが発明家で、発明で財産を食い潰し、家を潰したらしかった。
その話を、私は、小さな長屋で聞いた。
祖父のおっとりしたところは、幼い頃の育ちがぼんぼんだからと言われれば納得できるようなところはある。

身内の都市伝説では、ひいおじいちゃんが取った特許の技術のいくつかは今も使われているらしい。
まさしく都市伝説だ。


母方は、祖父が酔っ払うと、世が世なら、私はお姫様だったと言った。
いつの世か?

母方の家は、祖父がアル中で貧乏極まりなかったようだが、家だけは、お金がある人の家が建っている場所に建っている。
これは私の謎だった。
母に、お金持ちだったのか?と聞いたら、多分、昔はねと言っていた。

むかし、むかし、その昔。


没落した名家の子孫は、単なる昔話を持つ家の庶民だ。


しかし、今、私の遺伝子の中に、むかし話の彼らが含まれることは、私に勇気を与える。
アフリカに借りを返すチャンスがあるとするなら、その遺伝子だ。笑

目覚めよ、遺伝子!笑

発明家のひいおじいちゃんあたりで、どうだろうか?
いや、家を潰したのか。。。笑


成功する遺伝子と、家を潰す遺伝子の両方を持つ、それが没落した名家の子孫。笑