肉と別次元

 

ねえ、もしかして、たったこれだけが原因だったの?と、最近、キツネにつままれたみたいな気分になっている話。


それは、いくつかのことが重なって始まった。


最初は、「あなたは、食を見直して、もっと食べたら、人生が変わるわよ。今も、あなたの人生はいいんだろうけど、別次元になる」と、私に言う人が登場したこと。


食べなさい、食べなさい、と、その人はしつこく言う。

ご本人が、食べることに至上の喜びを感じているのが見ていてわかる人だ。



次。


テレビドラマを見ていて、ある女優さんの足が、10年前より綺麗なことに気がついたこと。

あまりに綺麗だったので、私は、美足になりたい!と、強く思った。


体の作りやパーツについては、ここまで、あまり考えたことがない。

体型も20代から変わっていない。(胸は垂れたかもね!ただ、授乳をしてないから、そこまで垂れてはいない。)


痩せ過ぎないようには気をつけている。



次。


諸事情から、まじめに働く必要が登場し、仕事量をセーブするのをやめた。

その瞬間、仕事が増えた。

意識の力は大きい。


もちろんこれまでも、まじめには働いてきてはいるが、体力的なこともあり、また諸事情あり、私は長らく仕事量をセーブしてきた。


さて、体力が必要です、と、私は思った。



そんな時、たまたま、家族で焼肉を食べに行った。

そして、お肉をたらふく食べた。


私は、普段、お肉をほとんど食べないから、久しぶりだった。


すると、理由はわからなかったけれど、体の調子がすこぶるよくなった。



私は、肉?もしや、肉が足りない?と思った。



私は、12歳くらいまで、ほとんど肉を食べていない。

嫌いだったからだ。

ハンバーグのように、そこに肉の原型を留めないものは食べられた。


しかも半端な嫌い方ではない。

「肉を食べなきゃいけないなら、殺してくれ!」と、5歳で叫んだ嫌い方だ。


(私が私の子供でなかったことが、私の幸せだ。笑)


給食には、ほぼ毎回、なんらかの肉が登場した。

私は、知恵の限りをつくし、それを残した。

先生に見張られていて無理だった時は、涙を流しながら丸呑みした。

ありゃ、今なら虐待だ。


しかし、私は、昭和の子!笑  


私が肉が嫌いだった理由は、血の味がするのと、ケモノの臭いが苦手だったからだ。



やがて、だんだんと、舌が変わり、私は肉を食べられるようになった。


それでも、私は、自ら進んで肉を食べようとはしなかった。

私は、フードロス爆発の飽食の国の住人だ。

食べものは、ほかにいくらでもあり、私には、食べものを選べる贅沢が日々にあった。


魚は食べていた。


おかげさまで、私の血は、さらっさらだと、毎回、検査でお褒めいただける状態だったので、私は、食については、無頓着なまま、ここまで来た。


おいしく食べて、お腹が膨れればそれでよかった。


空腹感も弱いので、食べるのを忘れてしまうこともよくあった。

月二、三日は何も食べない日が普通にあった。



さて、しかし。


焼肉と、そこまでしばらくの流れから、私は、肉?と思い、毎日、肉を食べ始めた。


臭い肉は、今でもやはり苦手なので、実験だ!と、しばらく奮発した。



そして、私は、目に見えて、自分が元気になっていくのを感じた。


朝、起きた時の体が違う。

夕方の体が違う。

夜の体が違う。


変えたのは、肉。

それから、間食に、プロテインやら鉄やらの入ったお菓子。



私が一番、量を食べれるのは朝なので、朝から肉を食べている。


私は3食食べると、胃がもたないので、私の食事は、朝と夕方の2回だ。

間にちょこちょことは何かつまむ。



体が違う。


ここしばらく。



「別次元」はやってくるのか、こないのか?


体力、という、もう弱点中の弱点が、弱点でなくなる日が来るのかどうか?


美足は手に入るのか?



肉を食べるだけで、それがいけるのか?


やはり、私は、ある程度はいいお肉でなければ、臭いと味が気になって食べれないということは確認した。

贅沢ということではなく、もともとは、好きじゃないので。


エンゲル係数を上げながら、しばらく、やってみようか。


それで、たくさん働けるなら、それでいい。

そしたら、もっともっと寄付できる。


肉を食べたら、子供にお金が回せる?


私しゃ、60億ドルで4300万人の貧困が解消できるなら、自分が私財から今日にでもすぐ出すから、ちゃんとした根拠あるデータを出せと言ったイーロン・マスクが羨ましくて仕方ない。

(相手が解消は、無理だと回答してたけど。)



そこまでは無理としても、自分なりの別次元、見てみたいよな...と、私は思った。


私がサラリーマンを辞めた理由の一つには、体力もある。

自分のペースでやるなら独立しかなかった。


自分が乗っていたラインを考えると、もう少し、上が狙えるような気はしたが、その頃、三十半ばにして、すでに、私の体はついてこなくなっていた。


たとえ他の会社に移っても、体力はいる。

サラリーマンに必須のリソース、それは体力だ。

あることが当たり前の人が多いから、気づいてない人も多いようだが。

持っていて当然の当たり前にあるものには、違和感がないので、人は気が付きにくいし、価値も認めにくい。



ねえ、肉を食べればいけるの?

別次元?



それだけだったら、面白いよね。笑

実験してみましょ。