グラフィックデザイナーのためのクリーンな質問:ドラフト(2)

グラフィックデザイナーが使えるクリーンな質問。ドラフト。その2。
そのうちどこかに書くけれど、まず、ここに書いて練習するわバージョンです。


私、自分は、「グラフィックデザイナーに伝えようと思うと、非常に書きやすいし、浮かびやすいし、何でも教えてあげたくなっちゃう」ことに気づきました。


これは、おそらく、普段、インターネットの中で、グラフィックデザイナーの皆さんの助け合いがものすごいからだと思うんですね。
会ったことはないし、リアルな繋がりを持つ人はいないけれど、何か、組合にでも入っているような気持ちがすることがあります。



すごいです。
助け合い精神ぶりが。
多分、夜中、徹夜作業していたりすることが多々あるので、「しんどい思いをしている誰か」のことがイメージしやすいんだと思うんですね(笑)
お互いにね(笑)




もうね、これでもかというくらい、自分の知識、自分の知恵、自分が作った素材、そういうものを「よかったら使って!」とシェアし合っている状態が発生しています。
この一年、さらに増えました。
私はサポートはしてもらえる状態で、ひとりで仕事していますが、最近は、「これ、どうやるん?」と思えば、インターネットで調べれば、やり方は大体見つかるようになりました。楽です。

素材も、欲しい素材が、無償の状態でシェアされているものも、本当に多いです。


その理由は、おそらく、「誰が作ったものであっても、それは綺麗(素敵)で美しい方がいいに決まってる」と綺麗なものが好きなんです!という、共通の好みがあるからではないかと、私は思っています。
そして、「このデザインがかっこいい」だの、「この色が素敵だ」だの、「このフォントは渋い」だの、誰かの生み出したものを、大抵は、褒め称えている人が多いような気がします。


これ、面白いのですが、私は音楽も好きですが、音楽と比べてみたとき、さあ、自由に使ってくれ!という幅は、ものすごい差があるかもしれません。
音楽は、より権利を主張し、デザインは、より権利を主張しない。
誰が思いついたかよりも、それが、「美しいか美しくないか」の方に、より価値を置いている感じがします。



面白いなと思います。
これが、アートになると、また話は変わりますね。
「人間」が、主役になります。

誰が描いたかわからない壁の落書きは、消される運命にありますが、バンクシーが描いたとわかった瞬間、その絵そのものはなんの変化もしていないのに、その壁は、大事に保護されることになります。
不思議なことです。



私が思うに、グラフィックデザインの世界では、少なくともインターネット内では、世界平和がほぼ達成されているように思えます。
商業デザインをしている人たちは、特にそうだと思います。

その世界の中では、個人の自由も、はっきりしています。
思想信条は自由。(どんなテイストを好むかは自由。)
何を美しいと思うかは、「個人の好み」である、と誰もがはっきり認識しています。
でないと仕事になりません。

好み、が、腕をぶんぶん振り回して歩いている世界です。
価値観の多様性に対する理解は深くないとやってられません。


人はそれぞれ、あまりにも違います。
デザインは、「それが目ではっきり見てわかる世界」なので、精神衛生上はいいかもしれません。

推測、が、少ない世界だからです。
結果はシンプルに目で見えます。
目で見えたものに対して、YESかNOか、ただそれだけ。


クリーンランゲージでいうところの、クリーンの定義の一部が、そこには、当たり前に存在しています。



というわけで、私は、デザインについては、成り行きで仕事を初め、独学でここまで来たので、グラフィックデザインの知識はなんちゃって〜!で説明できませんが、打ち合わせを楽にする方法なら、提供できるので、いつもいつもお世話になっている顔を知らないどこかにいる皆さんのためには、(そして同じような気持ちを感じているだろう皆さんに)、私は、いくらでも書けるということに気がついたのです。


私が最初にまとめるべき話は、「グラフィックデザイナーのためのクリーンランゲージ」かもしれません。



無償でシェアしちゃいましょう。
私は本当に、お会いしたこともない、多分、自分よりずっと年齢も若いのだろう、グラフィックデザイン業界の皆様に、いつも助けてもらっています。
そこに、愛しか感じない。


ですから、書きます。

むちゃくちゃ、便利です。
本当に便利です。

使えます。
ほとんど全てのクリーンランゲージの質問が使えます。

打ち合わせ〜デザイン、納品に至るまで。
ほぼ全ての工程で、使えます。


ほんまに。
仕事がむちゃくちゃ楽になり、顧客満足度は以前より上がったように思います。


クリーンな質問は、主語に、人間以外が持ってこれるんですね。
それがよかった。とても、よかった。

制作段階でも、自分の頭を整理しながら作るのに、とても使えます。


「このパーツがここにある時、このエリアに何が起きる?」

「この文字は、正しい場所?角度は?大きさは?」

「このパーツとこの画像の間に何か関係はある?」


「このパーツがこの場所にあると、次に何が起きる?」

浮かばない時は、
「(クライアントのニーズに応えるために)、この場所(紙でもwebでも)に何が起きればいい?」



いくらでも、使えます。
むちゃくちゃ便利。


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ところで、ここでまず、改めて、クリーンランゲージって何かという話から。

クリーンランゲージは、主に、12個の質問セットです。


主に、というのは、12個の質問セットと言うけれど、質問は実際、12個以上あるからです。

私はこのあたりから、クリーンランゲージを作ったデイビッド・グローブの性格は、おおらかだったに違いないと推測しています。


ともあれ、12個の質問。

これらの質問は、スーパークリーン、とかいう風に呼ばれることもあります。

わかりやすくいうと、むっちゃクリーン。

超クリーン。


クリーンには段階があり、スーパークリーンなものから、クリーニッシュ(cleanish)と呼ばれる段階まで、さまざまです。


クリーニッシュは、クリーンっぽい、という感じかなと思います。



さて、クリーン。

ここで、「クリーンって何ですか?」という話になります。


クリーンランゲージと私が書いているものの元は、Clean Languageという英語ですが、この英語訳はいくつかあります。

けれど、Cleanの部分は、クリーンと共通に訳されています。


カタカナですね。

ここで、日本語のルールを思い出します。

カタカナ。

つまり、この言葉は、日本語には全く同じものを意味する単語がない、外来語(この場合は技法の用語)を意味しています。


そして、この場合、クリーンランゲージのクリーンの意味は、英英辞書にも登場しません。


この、クリーンは、独特の定義を持ちます。



クリーンな質問12個には、ルールがあります。



・・・・・まだまだ続くよ、どこまでも。


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ううむ・・・・。

いくらでも書けるなあ・・・・。



汎用性を考えて、当たり障りない説明を探しながら、一般向けに書くよりも、もしかしたら、自分が愛を感じている人々に、まずは、書くべきなのかもしれないなあ・・・

すごい平和で、助け合えるし、人は喜ぶし、好きなんだろうなあ・・・



ひとまず、だらだら書けるから、ここにドラフトで書いていきましょう。