チェンジ。望みが変わる瞬間。
前の記事の最後に書いた質問に、少し後から答えがきた。
質問の答えは、生み出される。
発露、エマージェントともいう。
だから、問いかけることに意味がある。
新しい何かがそこに生まれるからだ。
そして、答えはすぐに浮かぶとは限らない。
ともかく、浮かんだ答えは。
「私」という道具を、最高の状態で機能させたい。
これだった。
私は、ふっと笑った。
道具という単語で、ジーザスが割り込んできた、と、気づいたからだ。
この話の最初に、私、書きましたね。
お祈りします!と。
またいいところは、ジーザスが全部持っていきよるな、と、私は思った。
栄光は全て、神のもの、だ。
そういう約束を、私はしている。
何をしようと、私自身が得る名誉や権威はない。
それは全て、手段にしかすぎず、実際には全て、神に属する。
この場合、私は、解決すればなんでもよい。
「平和の祈り」というお祈りがある。
マザーテレサが唱えたから、割と一般にも有名なお祈りだ。
その中に、私をあなたの道具として使ってください、という節がある。
(訳はいろいろ。instulmental)
私という道具を、最高の状態で、機能させたい。
さて、何を聞こう。
いくつかある。
私。
道具。
最高の状態。
機能させる。
この中で、最も、シンボリック(象徴的)な単語からいこう。すでに、物になってる物だ。
「そして、私というその道具は、どこにある?」
頭と胸。
「そして頭。頭の道具は、頭のどこ?」
おでこの真ん中。
目と目の間。
「そして、その目と目の間の道具に、大きさや形はある?」
目。
これは、目。
青紫色の目。
名前が登場。
青紫色の目、が、目と目の間の道具の名前。
「そして、青紫色の目について、他に何かある?」
すごく遠くまでよく見える。
いろんなものを、はっきりと見る。
そこには、感情がない。
「そして、いろんなものをはっきりと見る、遠くまでよく見える青紫色の目がそこにある時、胸の道具はどこ?」
庭園。
春爛漫の庭園。
花が咲き乱れている。
「そして、春爛漫の庭園と遠くまでよく見える青紫色の目。春爛漫の庭園と青紫色の目、そして最高の状態。その最高の状態はどこにある?」
ここで、私は気がついた。
この2つは、同時に機能したことがない。
この2つが同時に機能すること、それが、私の最高の状態だと。
「そして、この2つは同時に機能したことがない。この2つが同時に機能することが最高の状態と気づいた時、この2つが同時に機能するちょうど前に、何が起きる?」
新しい世界。
今までと違う常識がある世界。
「そして、新しい世界はどこ?」
私の周り。
「周りのどの辺り?」
手が届くくらい。
「そして、手が届く新しい世界。その新しい世界について他に何かある?」
春爛漫の庭園が、そこにはある。
私の中の庭園が、外にも現れる。
誰でもそれを見ることができる。
温もりがそこにはある。
「そして、外にも現れた私の中の庭園、手が届く新しい世界が現れると、青紫色の目に、何か起きる?」
目は、新しい世界の庭園を慎重に見渡す。
そして、必要なこと、大事なことを見つけ出す。
「そして、新しい世界の庭園を青紫色の目が慎重に見渡し、必要なこと、大事なことを見つけだす時、その必要なことはどこ?」
それは、季節がどのようであっても、そこに温もりを用意できるもの。毛布や、ろうそく。それから、とにかくいろいろ。
青紫色の目には、そういうものが見つけられる。
「そして、毛布やろうそく。そして、大事なことはどこ?」
それは、新しい世界の庭園のルール。
「それはどんなルール?」
湿度、温度、風の強さとかそういうもの。
ちょうどいい、心地よさのためのルール。
「青紫色の目が、湿度、温度、風の強さ、ちょうどいい、心地よさのためのルールを見つけ出す。すると、春爛漫の庭園には、何か起きる?」
花がますます咲き乱れる。
初夏の庭になり、新しい若葉がたくさん出てくる。
気持ちのいい雨も降る。
つるはどんどん伸びる。
「すると、次に、何が起きる?」
やがて、秋がやってきて、豊かな実りが手に入る。
「それが、青紫色の目と、庭園が、最高の状態で機能すること?」
そう。
季節が移り変わっても、いつも温もりがあり、豊かに育ち、実りがあること。
誰にも分けられる実りがあること。
「そして、それらがそのようである時、低温やけどに何か起きる?」
それは過去になり、もう私を苦しめることはなくなる。
それは、なかったことにはならないけれど、新しいやけどは生まれない。
毛布があるから。
ろうそくがあるから。
青紫色の目が、ちゃんと見つけてくれるから。
「胸の中の庭園には何か起きる?」
それは、私の中の神聖な場所。
外側に庭園を生み出せば、胸の中の庭園は、私のために、静かで穏やかな場所のみま置いておける。
疲れたら、そこに戻ればいい。
「ここはこの対話を終えるのにいい場所?」
はい、いいよ。
もしも、仕事だったら、もう少し丁寧に話も聞くし、質問もする。
途中も、ちょっと質問をはしょっています。
自分だから、自分に見えてるものは質問していません。
そして、ここでクライアントに何かおすすめを提案するが、自分なんで、以上で終了!
はい、すっきり!
追記:クリーンが使える方向け補足
前にも書きましたが、一人二役で、自分で自分にやる時は、書きながらやらないと頭こんがらがるので、書きながらやるのがおすすめです。
そして、自分に対する自分の前提をいかに外せるかが勝負です。自分を他人だと思って眺める。感情に飲み込まれないように、さっさとメタファーやシンボルにする必要があります。
また、私がはしょったのは、「同時に機能する」、がどういうことなのかを確認するくだりです。
ここは、クライアントの場合は、シンボル同士の関係性がからむので、必ず、確認する必要があります。
(動詞は、何かと何かの関係性を表します。)
この場合、クライアントが自分だったから、書いた瞬間に、同時に機能しはじめたので、質問していません。