ヒールザワールド。私を癒して世界を癒す。

 

好きなものの力は偉大である。

好きに理由は必要ない。


そして、同じものを好きな人の力も偉大である。



最近、私は、好きなもののために、少しばかり勇気を出してみることにした。

自分がこれ以上傷つかないように、避けてきたことを避けるのをやめたのだ。


するとその瞬間、これまで自分の中に「それがある」と認識できていて、自分に事あるごとに影響してきたあるものが、主張しはじめた。


言葉ではなく、体感として。

その体感は、どんどん強くなり、私はほとんど恐怖を感じた。


目の前で、現実として起きていることと、その感覚は乖離していた。


けれど、それは非常に強い感覚で、私が少しでも気を抜けば、私はいともたやすくそこに飲み込まれるだろうと思った。



「それ」は、私の人生の本当に初期に生まれたものだ。

そして、私の人生の中では、「それ」を強化する体験がいくどとなく繰り返された。


「それ」は、私の胸を、氷の何かで突き刺されるような感覚。



勇気を出したことで、私の体は、「また同じことが繰り返されるのではないか?」という恐怖を感じたのだと思う。

それは、信頼関係が絶対的に必要な場面で、繰り返されてきた。

それは、自分が他者を信頼して、全力を出した時に、必ずと言っていいほど起きた。

そして、私は、非常に簡単に、傷ついた。


体の中に「それ」があったからだ。


私は、「それ」の根っこは把握している。



長い時間の間に、私は、ほとんどの時間は、その氷の何かのことを忘れていられるようになった。


胸には温もりがあるようになった。

長い時間をかけて、人と信頼関係を作るやり方を選べるときは、それで問題なかった。


けれどかける時間がない場合もある。

また、世には、信頼を好まない人もいる。

それから、その人にとって、それよりも価値が高いものがある場合もある。


ただ、それは、私の中で価値が高いという個人的な価値観にすぎない。



その氷の何かは、私をそんなに困らせることも無くなっていたので、私は、それを放置してきた。



勇気を出した瞬間、過去最大パワーで、氷の何かは、私の中で暴れはじめた。


今はまだ、私ひとりの中にいる。


だがしかし、私は知っている。

こういうのを放置すると、他人に迷惑をかけ、自分もひどい目にあう。



そして、もう一つ、知っている。

こちらは、より重要な知識だ。



こういう風に、何かが中で大暴れする時、もたらされる感覚は、恐怖や不愉快さの何者でもないが、それは、何を告げているかを。


「今がチャンスだ!僕たちを癒してくれ!」


「さあ、乗り越えて、新しい世界へ行こう!今がチャンスだ!」



そうやって、他のたくさんの「それ」を、この二十年、私は乗り越えてきた。

ひとりでじゃない。

たくさんの人の力を借りながら。



ここで降りる?


降りるわけがない。

降りれるわけがない。


「君を見ていると、なぜだか夢や希望が心に浮かぶ。君は、人の心の闇に向かい合うのではなく、人の心からそういうものを引き出す仕事の方が向いていると、僕は思いますよ。君は、明るい場所にいなさい。」


28才の私がM先生からもらった人生の方向性を模索する旅が、もうすぐ終わる。



もう少しで、人の心から、夢や希望を引き出す魔法の呪文が、日本語で、できる。


一緒にやろうと言ってくれた人がいる。


もう少しで手に入る。


絶対に、降りるわけにはいかない。


死んだ後、M先生に、教えてあげるのだ。

「好きは全てを乗り越える」と、私に教えてくれた先生に、「先生!この質問を聞けばね、みんなの心の中にある宝物が、人生の中に現れるんだよ!」と。


「先生、少し、早く生まれすぎたね!」と笑いながら。



降りるわけにはいかない。



私は、誰にも話したことがない、人生最大のトラウマの扉を開くことに決めた。


今がチャンスだ。

ぱぱっと手術してしまおう。

痛いのは一瞬だ。



そして、小賢しく(笑)、あんま痛いのは嫌だから、麻酔をかけてやってもらおう〜っとと決めたのだった(笑)


ジーザスにも手伝ってもらおう。

お祈りもしなくては!




Heal the World


私を癒せば、世界は癒される。