ワクチン騒動からの

安心安全より先に、昨日の日記。

昨日、実家のある自治体で、高齢者のワクチン接種予約が始まった。

普段、スマホを使いこなす母から、やり方がわからない、教えて欲しいと連絡が入った。


母に届いていたお知らせには、QRコードが付いていた。

母は、QRコードの使い方は理解している。それで、QRコードのサイトにつないだが予約できないと言うのだ。


母が言うことがよくわからなかったので、私はQRコードを写真に取って送ってくれと言った。

そして、私のスマホから操作した。


私は、役所の人は何を考えているのかと、首を傾げた。

QRコードのURLは、予約サイトには繋がらず、予約サイトを案内するページに繋がったからだ。

そしてそのページに、わかりにくい小さな予約サイトへのリンクが貼られていた。


私は、これは高齢者には見つけられない、無理だと思った。

高齢者がスマホを使えないのではない、役所の作ったページがあまりにも不親切だと。


それから、私は、自分のスマホで、何人分かのワクチン予約を取ることになった。


その何人かは、「朝から申し込み予約をしているが、電話が全く繋がらない」と言っていた。


その自治体のワクチン接種対象の高齢者は13万人。6月末までに接種可能なワクチン数は1万回分。


母が連絡してきたのは、申し込み開始から2時間経った後だったので、まあもう今回は諦めるわと母自身は言った。

「ただ、できれば、お父さんだけはワクチンを打たせてあげたいのよ。すごく不安がってるし、なにしろ、じっとしないんだから。」

そう母は言った。

父は最近、流行病が流行ってることに気がついたのだ。

できれば、あと半年くらい、気づかないでいただきたかった。



私は、まあ、やってみるわと言いながら、予約サイトに繋げてみた。



まず、ページを読み込まない。

しつこくリロードして、30回目に読み込んだ。


そこから、IDとパスワードを入力。

するとまた読み込まない。

しつこくリロード。


会場選択。

また読み込まない。

リロード。リロード、リロード。


予約ページの中に入れた後も、なかなかな混雑具合だったので、私は、こりゃ無理だなと思った。



ところが。


ようやく登場した日時選択一覧は、ガラガラだった。

私がそのページに辿りつけたのは、受付開始から4時間は後だった。

余裕で予約は取れた。



役所は何やってんの?と、私は笑いながら呟いた。

バタバタする必要を自ら作って、仕事してる感じを演出してるのかとすら疑った。


役所にインターネットの専門家はおらんのか?

サーバーを一時的に増強したらおしまいではないのか?

この程度の負荷に耐えれないのであれば、65才以下の予約はどうするつもり?

ほとんど全員、ネットから申し込むはず。


高齢者も、大きなボタンだけ作っておいて、リロードが必要ないようにしておけば、自分で予約できる人がかなりの人数いるはず。

バタバタする必要などないはず。



ちなみに、私の実家がある自治体は、政令指定都市規模だ。

小さくはない。



私は、母と父の予約を、万が一を考えて、日をずらして予約して、それから、母が、近所に予約できない人がいると言ったので、それらの人の予約も取った。


あほらしい話やなと私は思った。


時代についてきていないのは役所だな、と。

電話がパンクしているのは、高齢者のせいだけでもあるまいよ。


とりあえず、両親、近所のおばちゃん分は余裕で予約確保して、みな喜んでいたのでよしとしよう。


母は「あなたはいつワクチンを打てるのかしらねえ」と言った。

来年ちゃう、と、私は言った。


けれど、半年後、今、高齢者が打つワクチンは効果がなくなるのだろうから、私には永遠に回ってこないかもしれないねと、私は思った。


一気に打てないなら、あんま、集団免疫としての意味はないやろうと、私は、おぼろげな知識から考えた。

個人の重症化を防ぐことはできるから無駄じゃないが。


この国は、ワクチンでは解決せんなと、私は思った。


まあ、落ち着かなかった流行病は過去にないので、そのうち、落ち着くやろうが、そういう理由で、私は、断固、オリンピック開催には反対だ。


この国は、憲法上、移動に制限をかけられない。外出禁止にもできない。

政府は個人を補償しない。


ごまかしごまかし行くしかないのだから、お金だけですむリスクならば、お金を払えばいいと思う。

どうせ、国債を発行するだけでしょ。

いくらでも発行すりゃいいがな。