好きじゃないけど、よく起きるパターン

いつも、よく、しばしば、しょっちゅう、起きること。起きるパターン。

なおかつ、それが自分は好きじゃない、それで困ってること。

それが「どこから、何をきっかけとして始まるか」を、クリーンランゲージの質問を使いながら探っていくパターンワークがあります。

クリーンランゲージの質問は、いろんなことに使え、それを使ったパターンワークやフレームワークも多く考案されています。


というわけで、私たちは、(この私たちは先日、私と一緒に勉強していたメンバーと私ですが)、私たちは、その日、そのパターンワークをそれぞれ自分ひとりでやってみるセルフワークから始めたのでした。

まずは、私がデモンストレーション。

「朝から動きたいのに、午前中だるくて、体が思うように動かない」パターンが、どこから、何をきっかけとして始まるかをお題に使い、ホワイトボードの上に付箋をペタペタはりながら、質問の使い方とワークの進め方をやってみせました。


だからでしょう。

さあ、みんな、やってみましょうと散らばった後、全員が似たようなテーマでそのワークを始めました。
最初の付箋には、同じようなことが書かれていました。


しかし。

そこから先は、一人一人、まるで違いました。

同じようなこと、同じようなパターンを持っていても、その「きっかけ」、その「始まり」は全く違うことでした。


私個人については、始まりは、ゲーム。
私は子供の頃からゲーマーです。
ベッドの中で、寝る前にスマホでゲームをする。
それは至福の時間ですが、私が寝る前にするのは5回失敗したら、終わりというゲームなのに、なぜか、2時間やりたい放題とかを引き当てる。
そして、きゃ!と喜び、ゲームをやっていたら興奮して寝れなくなる。

そのように、非常に幼稚な原因が発端でした。
ゲームで2時間やりたい放題を引き当てた翌日、私の午前中はしんどいということを私は理解しました。

そして、寝る前は、スマホが登場する前のように本を読むと決めました。
が!
しまった。本も老眼になってきてからKindleだ!と私は気がつきました。
文字の大きさが変えられるので、その日の目のコンディションによって文字サイズを変えて読んでいるのです。

これも、ブルーライトじゃないか、、、と思い、そして気がつきました。

私が午前中だるいきっかけはゲームではありません。
きっかけは、「ブルーライト」ということに。

なんて、現代人。笑



他のみなさんは、それぞれ違う理由。
一人一人、全く違う理由。



私は、みんなのワークを観察しながら、時折、質問を挟んでサポートしていたのですが、そこであるパターンに気がつきました。

何か繰り返してしまうことがある時、感情をきっかけと捉えていることが多い、というパターンです。

そして、その感情を抱かないようにしたいと思っていることがあることです。


感情は、反応です。

つまり、感情の手前に、何かその反応を生む出来事があり、そして、反応は生まれます。

何かを見る、聞く、考える、何かが起きる。などなど。

きっかけ、は、そちら。


それを探るのは難しくありません。
ただ、「その直前には何が起きるか?」と尋ねてみるだけ。


セルフワークで、自分が自分に問いかけても、自分はちゃんと答えてくれます。
自分は自分に親切です。


ただ、「スマホでゲーム」と答えが返ってきた時、まじ?えー、もっとましな原因にしてほしいわ、と私が思ったように、返ってきた答えを受け入れたくない自分は登場するかもしれません。


想像してみてください。
私は勉強会の講師だったのです。

みんなの前で、ホワイトボードでデモをしていたのに、スマホでゲーム、あたりが出て2時間やりたい放題に喜び、眠れなくなり、翌朝午前中しんどい、、、と、付箋でペタペタ貼っていった私の気持ち。

認めたくねえ!笑
これはデモだ、もっとこましな理由を思いつけ、と自分に訴えるも。


でもね、質問には、本当のことを答えてしまう。

そこが、クリーンの質問の面白いとこです。
そして、自分とのコミュニケーションにも、クリーンの質問は使えます。


それにしても、ああ、恥ずかしかった。