で?オチは?
「で?オチは?」
関西のある地域、話をするならオチを考えんかい、という常識を持つラテンな地域に生まれ育った人たちは、一度や二度は言われたことがあるかもしれないこのセリフ。
または、他人の話に、心の中で、何度かはつっこんだことがあるかもしれないフレーズ。
先日、友人のところに少しの時間尋ねた時、クリーンランゲージの話をしていて、大爆笑になった。
なぜならば、クリーンランゲージで使用する質問の訳の中のひとつに、その「で」が訳として含まれているからだ。
で?と言われると、無条件に、「いえ、オチはありません」と、頭に浮かぶという話。
なんて因果な!という話。
私と友人は、話にはオチをつけなければいけないという呪いがかかっている自分たちを嘆いた(笑)
(もちろん全員がこうなわけではないが、人数は多いと思われる。知事や市長まで、笑いを取りにくる始末。そして、私共は、日本で二番目に人口が多い地域の住人だ。)
「で?」は、単体でもよく使われる。
概ね、相手の話には、同意してない時。
標準語だと、だから何?という感じか。
しかし、友人と私は、「で?」、「オチはありません」と、大笑いした。
まあしかし、実際のところ、クリーンランゲージを使ってセッションをしても、クライアントは割と、メタファーを使って笑いを取りにくる。
そして、私自身にも、その傾向はある。
何しろ、人を笑わせたい人が多いのだ。
それで、私はなるべく、相手が関西出身だとわかっている時は、「で」は使わないようにしている。
クライアントの話がそれるからだ。
笑いを取る方向に(笑)
または、こちらが、相手に同意していないという意思表示になってしまうからだ。
もしくは、その話いつまで続くん?と言う感じ。
これはまずい。
まあ、他の単語でやっても、関西出身のクライアントさんは、笑いを取りにくる傾向は高いけれど。
なんせ、よく笑うというか、人を笑わせたい人が全体な割合としては多い。
面白いことに、この翻訳を考えた人もまた、同じ地域の出身の人だ。
だからこそ、「で?」を思いついたのだろうと推測している。
頻繁に登場しますから。
同時に、なぜ?とも思っている。
「オチは?」というフレーズとセットになっているのを、確実に知っているはずだからだ。
「オチはありません」と、私と友人は、また大笑いした。
アウトカムというオチがあるにはあるが、あれをオチと言っていいかどうか、、、。