雷と新しい世界

夜から朝にかけて、雷がえらいことだった。

すごい音が何回かしたから、多分、近くにも落ちてる。



そして、朝。


セミが鳴く晴れた空の下を散歩して帰ってきた私はパソコンを開いて叫んだ。


賭けに勝った!

ひゃっほ〜!


朝から小躍りしております。私。



私が長いこと取り組んでいることに、変化が起きた。


自分が変われば世界は変わる。

まじや。

ほんまや。


これな。




私は長らく思ってきた。


私より賢い頭を持つ人たちが沢山いる。

知識もだ。

感じてることがある人もたくさんいる。

一番の問題は、その人達が、自由に大きな声でオープンに楽しみながら議論できなかった環境にあると、私は考えてきた。



なぜ、自由に議論できなかったか理由はわかる。

書かへんけど。



そして、私は感じていた。

最近、友達に言われて気がついた。


「みんなからの、風穴を開けてくれるんじゃないか?という勝手な期待がしんどいんでしょう?」


私は言った。


「疲れた。人に期待しんと自分でやったらいいやんかって、時々思う。」



しかしまあ、私が役に立てることがあるとしたら、風穴を開けるくらいのことでもある。


穴は開けた。



たくさんの人が手伝ってくれた。

英語でも、日本語でも。

温かな風が吹いて、ふわっと穴はあいた。



さあ、では、私は、役目は終わったので、今から、心おきなく、受験生の夏だ。


私は「それ」の英文読解をせねばならない。


おそらく、「彼」が、「それ」について許可を出すとすれば自分にだ。

なぜかは知らないが、英語しか喋らない私の文通相手の彼は、私の英語力を気にしない。


言語センスと感受性を評価してくれている。

不思議なこっちゃ。


私の英語力が成長するのは待ってくれてる。


「それ」は、みんなの役に立つ。


はっきり言って、「それ」が日本語であればいろんなことが解決する。

全部、「それ」に書いてあるのだから。



風穴は開いた。

雷と共に。


そして、新しい世界が始まった。

あとは、自分が、愛と平和と友情をどこまでばらまけるかである。

あと、必死に勉強ね。



それから、それでもともかく今は、なにしろすごい頑張った!気満載なので、何か自分にご褒美をと思った私は、笑った。



予約いれてるわ、今日。


ハーブ蒸し風呂。


ということに気がついたからだ。



よくできたお話。