#7119

 なかなかファンキーな流れである。

まだ終わらないこの1週間。

これで抗体ができていなかったら、私は暴れる(笑)


夕方、熱が下がった私は、あ〜終わった終わった!と上機嫌に、お友達に電話したり、ブログを書いたり、仕事したりしはじめた。


その30分後、私は、経験のない息苦しさと胸を締め付ける感じに襲われた。

それはどんどんひどくなっていったので、気のせいではないらしいと、私は119番に電話した。


そしてそれから、「#7119」に電話した。


#7119


病院に行った方がいいですか?様子を見ていていいですか?と相談するところ。


これからワクチンを打たれる方はメモをどうぞ。


そこで、電話口に出た看護師さんが、医者に確認してくるから少し待ってと言い、戻ってきた看護師さんは、「動けるなら、すぐ病院に行ってください。動けないなら救急車を呼んで」と言った。


私は、気分絶不調でふらふらしながら慌てて、猫とうさぎのえさを補充し、フラフラと病院に向かった。

歩いて5分の救急病院へ。


そして、ふらふらしながら、心電図、レントゲン、血液検査、血圧測定を受けた。


それから、点滴で2時間ほど寝た。

その間中、私の頭を、Go tell it on the mountainというゴスペルのフレーズが頭を回りはじめた。


Go tell it on the mountain 

Over the hills or everywhere

Go tell it on the mountain

Jesus Christ is born



ああ、死ぬのかしら?と私は思った。


悪くない人生だったと、私は落ち着いて思いながら、いかん、夫を呼び戻さなくては、猫とうさぎがと、ゴスペルが回る頭のままで、夫にLINEをした。


そしてそれから、死にそうな人の頭に、山の上でジーザスが生まれたよ!と伝えてまわれとは、おかしな選曲である、神さまとはと、私は思った。

だいたい、これは、クリスマスにのりのりで歌う曲だ。

体調不良には、もっと適した曲がありそうなもんだ。

どんな選曲や、ホーリースピリットよ。



ともかく、私は、Go tell it on the mountainと繰り返し、頭の中で歌った。


あ、そうだ。

死ぬ前に、みんなのことをお祈りしておこうと私は思った。

そして心の中で、いろんな人の健康や幸せを祈った。



それから、私は、ジーザスが生まれたってさ、結局、どういう意味なんだろう?

それを、誰にもわかる言葉にするならば、このメタファーは、どういう言葉になるのだろう?などと考えた。


そしてそのうち、眠ってしまった。



いやあ、素晴らしいね、クリスチャンになるとは、と、私は思った。

この落ち着きよ、と。

死ぬかもと思いながら、この穏やかな気持ち。

なっておいてよかったわ、ホーリースピリットの曲の選曲はおかしいけど、と思った。




結論として、何にも問題はなかった。

心筋梗塞か、肺血栓を疑ったが、大丈夫。

甲状腺も大丈夫。


「ワクチンとの関係はわかりません」とお医者さんは言った。


「誰にも何が起きるかわかんないんですよね?」と私が言ったら、若いお医者さんは、ついうっかり、目を背けて、「そうなんです」と言ってしまった。


そしてそれから、「何かあったら、すぐ来てください。救急車を呼んでいいから」と言った。


私は、ずきずきし始めた頭で、再び、ふらふらしながら家に戻ってきた。




#7119


メモしといてね!