PCR検査*3

 

11:10


まだ待っている。

少し離れたところに座っていた40代くらいの男性が、看護師の若い男性に「車に水を取りに行っても大丈夫かな?」と尋ねた。

若い男性は「すみません、検査が終わるまでここからは出れないんです」と申し訳なさそうに言った。


私は、ここに自動販売機を置いた方がいいなと、また気づいても仕方ない改善点に気がついた。

私自身は、看護師さんから言われた通り、お茶を持ってきている。


そうしてる間に、今にも死にそうな様子の別の男性が、医師に支えられながら診察室に入っていった。


そして、それから、スマホの充電器を持ってくるべきだったと思った。



PCR検査に持っていくもの】


飲み物。

スマホの充電器。

それから、もしかしたら、フェイスガードもあった方がいいかもしれない。



これは陰性でも、検査所で感染するかもねえ。

待合室を個室にするのは、もう、大阪は無理だろう。



もう一点、私が気づいたこと。


待合室には、みなの名前がフルネームでがんがん流れる(笑)

本当に差別はないのだと、私は確認する。


でなきゃ、今はもう番号で呼ぶとかにしているだろう。


そしてまた、男性2人が手で口を覆わずに咳をして、イライラする。

どんな躾をされたんや、品も気遣いもないと心の中で、2人をディスる。


そしてそれから、我を許したまえアーメンと思い、ディスったことはなかったことにした。


今、ここ。


暇や。