日本人はまじめなんです|PROモデル
今までこれらは頭の中のどこにいたのか、何か自分の中のパンドラのフタでも開いたかのようです。
ああ、これも、ああ、これも書かなくちゃいけないと、次から次に、習ったこと、覚えたこと、私がシェアできる私の理解が、溢れてきます。
ちょっと頭に頭がおいつかない。
さて。
......
今日は、私がある日、こんこんと説明されたことをシェアいたします。
そのある日、私は、シンボリック・モデリングの初心者向けの教材研究のグループに参加していました。
おそらく何カ国語かでリリースされると思いますが、日本語でもリリースすることになっている教材で、私は日本語翻訳を担当するからです。
リリースがいつになるかは、まだ未定。
その日は、PROモデルについてでした。
その日、日本人は私ひとりだったので、私、気合いが入っておりました。
日本人の人がいると、少し、気楽なんですね。
最悪、どうにもならなかったら通訳を助けてもらえるから。
私、クリーンランゲージに関わることであれば、聞き取りはほぼ自分でいけるようにはなっていますが、話すのが、まだたまに難しいのです。
どうやっても英語では浮かばない文章がたまにあります。
さて。
その日、「問題」について、具体例があって、それに何を質問するかというクイズがありました。
私の答えだけが、他の全員と違いました。
私は、問題なので、初心者なら、そりゃ当然、「そして、あなたは、何が起きればいいのでしょう?」一択だと思いました。
しかし、みなは違いました。
私は、それは経験者ならわかる、けれど、これは初心者向けの教材でしょ?と。
「なんでや?」となった私に、講師の先生は言いました。
「私はそんなことを教えた記憶はないわよ」
そうやったかいな?
もはや遠い記憶。
物覚えより、物忘れが早い昨今。
そしてそれから、先生は言いました。
「何に、どの質問をしたっていいのよ。要は、何を探求する必要がクライアントにあるか、何に注意を向けるか、あなたは何をサポートするのかです」
私は言いました。
「1時間ぶっ通しで、あなたは何が起きればいいのかだけを問い続けたことがあります。昔」
これは、すごく最初の頃、私の練習に付き合ってくれた友達に対してです。
友達は何回聞いても、問題しか言いませんでした。
そして1時間後、「もうやめる!」と二人ともが言いました(笑)
先生は言いました。
「クライアントにそれが必要なら、それはそれで構わない。クライアントに、その経験が必要だったのなら」
私は言いました。
「今は、それはやらない。クライアントがしんどくなるから」
先生は言いました。
「あなたは何について、どの質問を使ってもいいのよ。決まりはありません」
まあ、実際、そうです。
一人として同じ人はいないから。
(今はですね、安心してアウトカムが登場できるようにリソースフルな状況を先に作ったり、問題近辺のことを先に聞いたり、プロセスを探ったり、パターンを探求したり、まあ、いろいろなやり方を覚えました。その時々、クライアントの状態にあわせて、やり方を変えます。基本はありますが、いくらでもやり方はあるので)
しかし、私は言いました。
「それを説明してもらえますか?教材の中で。日本人、真面目なんで。問題にはこれを尋ねましょうって習ったら、それしか尋ねない可能性があります」
周りがけたけた笑いました。
私はもう一度言いました。
「真面目なの」
先生は、私の話の意味がややわからなかったときは、「今、こう言った?」と確認してきます。
そのときは、それはなかったので、だから、多分、伝わっていると思うけれど。
漏れる可能性があるのと、自分用のメモにもなるので、シェアしておきます。
「何について、どの質問をしてもいい」
ただし、質問する意図は、はっきり理解している必要があります。
つまり。
自分は、なぜ、その質問を問いかけるのか?
自分は、今、どの作業をしているか?
クライアントは、今、どの段階にいるか?
そんな感じのこと。
最初は、それがわからないので、「ガイドライン」から覚えます。
覚えるのは、初心者ファシリテーターをサポートするガイドライン。
基本ルール。
けれど、シンボリック・モデリングのルールは、法律ではありません。
誰が一番ルールを破るか。
シンボリック・モデリングを考案したジェームズ・ローリー、ペニー・トンプキンス、その人です。
しょっちゅう、何でそれ聞いたん?というような質問をする。
ただ、彼らは、その理由が説明できる。
習うのは、ルールが破れる経験値がつく日まで、ファシリテーターをサポートするためのガイドライン。
とりあえず、自由に質問を使いこなすために、質問の機能と意図の暗記はマストでおすすめ致します。
機能を書いた質問表はこちらにおいてありますので、ご自由にどうぞ。