「知覚者」についての翻訳練習シリーズ (4)

  「知覚者」についての翻訳練習シリーズ (4)

Metaphor in Mind(James Lawley &Penny Tompkins)より抜粋

*英語原文は、本を購入してご確認ください。


今回の記事中で使用している抜粋部分は、Inside Clean シーズン4で詳しく解説されていた部分です。

 

知覚者のシンボル P.126より

Chapter 6   Stage 2: Developing Symbolic Perceptions)


知覚者が、いつ、どこで、どんな形で存在するかには制限がないようです。


知覚者は、クライアントが今ここでしている体験を述べるのと同じ場合もあります。

…ですが、いつもそうということではありません。


おそらくは、クライアントはあなたの目の前に座っているのでしょうが、知覚者のシンボルは、クライアントの上の方を漂っていたり、彼らの真後ろにいたりするかもしれません。または、幼い頃の出来事に浸る中にいたり、小さな色の粒だけで作られた抽象的な表現との関わりだったりするかもしれません。


何かを知覚するには、「形」ある知覚者が必要です。その知覚者は、どこか(知覚点)から、何らかの理由で知覚しています。

そして、クライアントは、ただ、自分の人生を面白くするためだけに、多種多様で複合的な知覚者を持っていることもあります


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知覚者の形  p.126


「知覚する」という作業をする誰かや何か、それそのものを以下のようなシンボルとしてみなすことができます。


*今、ここにいるクライアント自身


*今よりも若い、または年齢を重ねたクライアント


*体の部位


*現実に存在する、または、空想上の他人(母親、先生、魔法使いマーリンなど)


*現実または空想上の生き物(動物、花、ユニコーン)


*現実または空想上の無生物(岩、雲。魔法の杖)


*概念的なモノ(点、線、丸)


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知覚点  p.126


知覚は、以下のような場所のどこかから知覚されます。


*物理的環境


構造物(窓、壁、隅っこ、ドアなど)

パターン(壁紙、カーペット、影、布など)

モノ(本、家具、オーナメント、写真や絵、鏡など)

自然(木、地面、空、太陽など)



*体


四肢(手・足・頭)

感覚器(目、耳、皮膚)

内臓(心臓、胸、胃)



*想像上の場所


開口部、隙間、反射

クライアントとの相対的な位置(上、下、前)

記憶の中(寝室、おもちゃ箱、学校、遊び場など)

今ここ以外の場所や時間(天国、惑星ゾーグなど)


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知覚する手段  p.126


何が知覚していても、誰が知覚していても、そこには、知覚する手段があります。


*見る、聴く、感じる、嗅ぐ、味わう


*直感的に感じる、もしくは「ただ知っている/わかる」

*探知機(レーダー、コンパス、占い棒など)


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