うにの記憶。気の強さ。

うにの記憶シリーズ。

気が強いとか弱いとかの話。

大人になった後、気が強いと言われることが増えたけれど、私は、大人になるまで、そう自分を気が強いと感じてはいなかった。
弱くはないし、負けず嫌いではあるが、取り立てて自分が気が強いとは思わなかった。


こりゃ、環境のせいである、と三十代も半ばを過ぎた時に気がついた。

私の友人は総じて気が強い。

大学時代、3つぐらいのグループ、合わせて20人くらいが仲が良かったのだが、そのメンバーを思い出してみても、気が弱い人が浮かばなかった。

タイプや性格、自己主張の仕方は様々であるが、みな気は強かった。

高校時代、中学時代、小学校と遡ってみたが、全員気が強かった。

近い周りが似たような気の強さだったから、意識をしなかったと気がついた。


気が強いとか弱いとか、それは相対評価な話か〜と思った。

そして、自分は、自分が特に気が強いと感じない中の方が居心地がよいらしいということも気がついた。


ちなみに、気が強かろうが弱かろうが、傷つくときには傷つく。

ナイフでさせば、誰の手にも血は流れる。