動き始めたランドスケープ
日記。
昨日、夜、私はスマホのメモ機能に落書きをした。
例の私対わたしのセッションで、ファシリテーターが描いてこいと宿題を出した絵だ。
スマホに落書きのあたりが、やる気を感じさせる。
「太陽」「海」「青い蝶々」という、言葉では語られなかったシンボルが、そこにあった。
そして、「青紫色の望遠鏡」が、船のどこについているか、また、「船」の色は黄色であることがわかった。
(絵がいいのは、言語化されない「知っていること」がそこに現れ、よりクライアントの理解が深まるからだ。)
「青い蝶々」は、私が先日参加したワークショップの中で、別のメタファー・ランドスケープの中に登場したものだ。
こちらにも移ってきたらしい。
メタファーが便利なのは、「持ち運びができること」だ。
別の話の中にも、登場できる。
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シンボリック・モデリングを使い始めて間もないファシリテーターさん、または、練習をはじめて間もない人は、こまめに、セッションを区切って、クライアント(役の人)に絵を描いてもらうと、やりやすいかも。
または、最初に、アウトカムを絵で描いてもらう。
そして、「その絵について、話を聞かせてもらってもいい?」と、クライアントに絵を説明してもらう。
すると、クライアントのメタファー・ランドスケープのモデル(体系、形)が、「目で見える」。
ポイントは、絵に描かれたものの「場所」を確認すること。絵の中で、話をせず、それを、クライアントの体感できる空間に移動させること。
使う質問は何でしょう?
「そして(絵を指す)
そして(質問したい物を指す)
それは、今、どこにありますか?」
(クライアントの方に目線を向ける。目が合わないように注意する。目を合わせない理由は何だったでしょう?)
場所が現れたら、絵に目を向けないように注意が必要だ。注意を、クライアント自身に向けるために。
オンラインなら、絵はしまってもらう。
大事なことは、絵は、初期段階のランドスケープだということを、忘れないこと。
あくまでも、「その時」をぱしゃりと一枚の絵に写しただけ写真みたいなもので、その絵は、そこから変化する。
*これは、小さい子供相手や、言語化が得意ではない人、セッション慣れしていない人には、親切なやり方かもしれない。
クレヨンやペン、紙を用意する必要がある。
絵を、解釈しないように、注意すること。
「その絵について、自分は何も知らない」ことを忘れないこと。
「わかっている」と自分が思うことは、「自分(ファシリテーター)の世界観からの理解」であって、「推測でしかない」と、はっきり理解しておくこと。
........
話は、私に戻る。
今朝、起きて、うっわ〜!となった。
「赤い海賊の旗」がはためく「船」が、空を飛んだからだ。
「青い蝶々」の「羽根」が、船にドッキングした感じがした。
さて、これは、ぼちぼち、セッションの続きをする時間がやってきたようだ。
ぼちぼち、クライアントが、絵を持って帰ってくるだろう。