Salon de Yに戻るその日まで。さよなら、動物の森。

ま〜だやっとんのかい!というツッコミも聞こえそうな話題。

セッションのホームページ!
先日書いたたった一人の登場で、私はまた一からそれを作り直している。
仕事自体は、ホームページがいるのかいらんのか、今のところはなくても仕事が入ってくるのでという言い訳を、たった一人は奪い去った。

その人は、どうやってたどり着いたのかは不明だが、今の動物の森仕様の超適当に料金だけ並べた私のセッションのホームページからやってきたのである。
そもそも、私がホームページをどうにかしようと思ったのは、夫が「怪しすぎるで、あのやる気のない動物の森」と言ったことから始まった話であり、ひたすら見た目の話なのである。

夫は普段、私の仕事にほとんど興味がなさそうなので、何故に彼が急にそんなことを言い出したかすら謎だったが。

そうして、とても長い時間をかけ、プロフィール用の動画や、メッセージ用の動画などのパーツは仕上がっていて、最終段階でまた放置。

そして、たった一人が現れたのである。

そこで、私は、大きく路線変更をした。

「文字は小さくて構わない」だ。

老眼は関係ない年代に向けて作るホームページ!と。
クライアントさんは、実際には、老眼の年代の人もたくさんいる。
なんなら、インターネットやスマホはさわれない人だっている。
(そういう人にはホームページはなんの意味もない。口コミしか意味ない。だから、ホームページを考える時の対象からは外していい。)

私だって、調子が悪い日には、老眼鏡を使って作業していることもある(笑)

しかし、文字を大きくするとお洒落さが少し下がる。
これはなんでか知らないが、小さい方が、お洒落に見える(気がする。)

そして、私は路線変更した。
カジュアルさを前面に出そうと決めたのだ。

果て〜しな〜く、低い敷居に。

彼らの世代は、全体的に物事がカジュアルだ。
ビジネス層ののりも少し違う感じがする。
二十代、三十代、エグゼクティブ層でもスーツ着てなかったりしますもんね。

そもそも、普段はスーツで仕事をしている人たちも、セッションにはスーツでは来ない。たまには、仕事の合間に来る人もいるが。

基本、私のセッションは、その人のプライベートに存在している。


ちゃんとしたきちんと感より、気楽さを出そうと私は決めた。

そうしたら、作業はいとスムーズになった。
そもそも、パーツはできていたので。

そして、面白いことに、それらのパーツは、まるで、今回決めたことに合わせてあったみたいにしっくり収まった。
面白い。

たった一人を考えた時、そして、もう少し幅を広げて、たった一人と同じような場所やタイミングにいそうな人たちを考えた時、私はとても楽になった。


そして、決まったホームページのタイトルを眺め、思った。

10年経ったら、Salon de Yに戻そう。
ゆったりしたリビングで、美味しい紅茶やお菓子を飲んだり食べたりしながら、ゆったり笑い、チャリティの話をしよう。

それまで、さあ、一緒に働こうと、私は思った。
一緒に働こう。

つまるところ、と私は思った。

もともと会社で働いていた時もそうだったけれど、私は若い人たちと一緒に働くのが好きなのだろうと。
わちゃわちゃと。
未完成なものと。

もちろん、若くない人もセッションには来る。
けれど、私が付き合っているのは、その人たちの中の若さのような気がする。
夢を見たり、未来を見たり。
何かを作ったり。
人生に悩んだり。

アンチエイジングに一番いいのは、内側が若いことだと私は思う。
そういう意味では、セッションはアンチエイジングみたいなものかもなあ。


ともかく、私は、Salon de Yは10年お預けと決めたのだった。

そして、そやな、働くのであれば、やっぱり動物の森はあかんかったわ、と笑った。

(今日はまだ、動物の森。)