じゃあね!

 

日記。

やっとやる気になったんか〜。


あの頃の私を知る人々なら、今の私の動きはきっと何にも不思議じゃない。

この数年の私の方が、きっと不気味だったことだろう。


いい人すぎて。

いつから人格者のふりをするようになったんですか?!みたいな。


それは、ニーズでもあった。


しかし、私は、このニーズは捨てることにした。

もっと大きなニーズに気がついたからだ。


人生をなんとかしたい!という心の底からの叫びみたいなニーズ。


お付き合いしましょう、と、私は決めた。

そちらのニーズに。


人生をなんとかするのはその人だ。

私は手伝うのみである。

人格者が必要ならば、人格者になるべきはその人であり、私ではない。


私がいい人かどうか、人格者かどうかは、もはやどうでもいいのである。



そして私は決めた。


私自身の場所を、最初に整えよう。

不義理にはならないように、丁寧に。

そうして、健康診断を受けにいった病院の待合室で、それをした。



その帰り道、仲良しの天使がいるコンビニに寄った。

天使は今日は、レジを打っていた。


天使が言った。

「今日で終わりやねん。やめんねん。」


え〜!と、私は言った。

それから持っていたキットカットを、天使に渡した。


「今までありがとう。」


天使は、近所に知り合いも友達もいなかった私の心のやすらぎだった。

天使に会いたくて、コンビニに行っていた。


天使と私の手が初めて触れて、天使は涙ぐんだ。

私も泣きそうになった。


「ありがとう。」とお互いに言い合った。

次の人が待っていたので、そこで私はレジを離れた。


コンビニから出て、ああ、そうか、3月かと思った。

そして、懐かしいおニャン子クラブの歌が頭をよぎった。


じゃあね!

そっと手を振って。

じゃあね!


若い人のために、リンクを貼っておく。


https://youtu.be/l-TqQ2m-VPY



振り向けば、ほら、友達。


じゃあね!



春は旅だちの季節です。

じゃあね!