じゃあね!
日記。
やっとやる気になったんか〜。
あの頃の私を知る人々なら、今の私の動きはきっと何にも不思議じゃない。
この数年の私の方が、きっと不気味だったことだろう。
いい人すぎて。
いつから人格者のふりをするようになったんですか?!みたいな。
それは、ニーズでもあった。
しかし、私は、このニーズは捨てることにした。
もっと大きなニーズに気がついたからだ。
人生をなんとかしたい!という心の底からの叫びみたいなニーズ。
お付き合いしましょう、と、私は決めた。
そちらのニーズに。
人生をなんとかするのはその人だ。
私は手伝うのみである。
人格者が必要ならば、人格者になるべきはその人であり、私ではない。
私がいい人かどうか、人格者かどうかは、もはやどうでもいいのである。
そして私は決めた。
私自身の場所を、最初に整えよう。
不義理にはならないように、丁寧に。
そうして、健康診断を受けにいった病院の待合室で、それをした。
その帰り道、仲良しの天使がいるコンビニに寄った。
天使は今日は、レジを打っていた。
天使が言った。
「今日で終わりやねん。やめんねん。」
え〜!と、私は言った。
それから持っていたキットカットを、天使に渡した。
「今までありがとう。」
天使は、近所に知り合いも友達もいなかった私の心のやすらぎだった。
天使に会いたくて、コンビニに行っていた。
天使と私の手が初めて触れて、天使は涙ぐんだ。
私も泣きそうになった。
「ありがとう。」とお互いに言い合った。
次の人が待っていたので、そこで私はレジを離れた。
コンビニから出て、ああ、そうか、3月かと思った。
そして、懐かしいおニャン子クラブの歌が頭をよぎった。
じゃあね!
そっと手を振って。
じゃあね!
若い人のために、リンクを貼っておく。
振り向けば、ほら、友達。
じゃあね!
春は旅だちの季節です。
じゃあね!