私のお気に入り〜My favorite things〜
小学校高学年の頃、ハマっていたのはゲームブック。
トロールが登場する話が特に好きだった。
どうしてそんな作りになったのか、今も不思議でたまらないが、家の中で一番日当たりがいい二階のトイレにこもり、トイレの床にぺたんと座り、私はゲームブックをやって遊んだ。
床にはふかふかのマットが敷いてあったので気持ちよかった。
まだ自分の部屋がなかったランドセル時代、私はそのトイレにいる時間が長かった。
そこで、便器をテーブルに宿題をしていることもあった。
母に反抗してたてこもる時も、そこにいた。
鍵がかかるからだ。
そこは本当に居心地がいい場所だった。
さて、人により、大人になる意味は様々だが、最近、私にとって大人になることは、お気に入りを自身の手で、人に与えられるものとして再現できることのような気がし始めた。
My favorite things.
私のお気に入り。
サウンド・オブ・ミュージックの中にある一曲。
私のお気に入り。
おしゃべり、ゲーム、色、本、紅茶、猫、うさぎ。
そして、さて、ぼちぼち、おしゃべりパートに手をつけるかと思った。
ほったらかしてるセッションのホームページね。
ちょっとひとりで喋ってみたが、あんまり楽しくなく、相手がいる方が自分は向いてると気がついた。
それは、誰かが、自分の人生をお気に入りの人生に作っていくのを手伝う仕事だ。
私は今はもう、自分の人生がお気に入りのところまでやってきたので、心ゆくまで、手伝えるような気がする。
やること、沢山あるなあ。。。