天職

天職の話。


私には、人からもよく言われるし、自分もそうやろなと思っていた自分の天職がひとつある。


着物を着れば「今からご出勤ですか?同伴?」と茶化される。


私の天職。

それは、ホステスさん。

または、小料理やのおかみさん。


私は、おじさんにやたらと好かれる。

どこに行っても可愛がってもらえる。

妻にはしたくないが、愛人にしたら面白そうに見えているらしい要素を持っているらしい。


話を聞くのもまあまあ上手。


しかし、私は、お酒がほとんど飲めない。


他が要素を満たしていても、必要なことを肉体的に備えていない。


だから、やらなかった。


なので、仕方ないから、天職ではない仕事を仕事にしてる。

私は天職にはつけない。


ああ、残念ね。



仕事が天職である必要はないと、私は思う。

人の役に立たない仕事はない。