今、君が何をやっているかというと、それは知覚者に言及がないときに、どのようにクライアントの注意をそこにクリーンに向けるかという話。

後から何かの役に立つかもしれないので、マニアックすぎるけど、記録しておく。

頭のてっぺんが急に光って、「ああ!そうなのよ!」となった私は、「質問にお答えいたします!」と、メールを書いて送った。
それは、この数年、何度も何度も、魔法使いからされた(してくれた)質問への答え。

そして、いつもは、私は、魔法使い一人だけとやりとりしているけれど、今回は、魔法使いたちにメールを送っている。
なんだか、今回はその方がいい気がしたからだ。
理由はわからない。ただ、そう思った。

ともあれ、私はメールに書いた。

「私がついに、質問にお答えできる時がやってまいりました!
今している話を続ける前に
先に、これを説明するのがいいと思うので、
まずは、私に、説明させてください!」

魔法使いの質問は。

「英語と日本語の、何がそんなに違うのか?」だ。

初期の私は、クリーンランゲージの理解も少なければ、英語力も「そんな難しいことは説明できません」であり、「違うったら違う」としか説明できなかった。
「けれども、人間は人間なのです」とだけ、いつも書いた。

いやもう本当に、私も気は長いが、魔法使いも気が長くてよかったことです。
本当に。


そして、私は、今日の朝、ここに書いたようなことに加えて、もう少し細かく説明して(相手が英語話者だから)、英語と日本語のスクリプトの例を4つほどつけてメールを送った。

そうしたら、すぐ返信があった。

そして、魔法使いはメールの中で、僕の理解では・・・と、私が何をしているかを説明してくれた。
そして、私は「ああ、なるほど」と自分がしていることを理解した。
大体、こうやって、私が何をしているかは、魔法使いが解説してくれることになっている。
この一年、少しだけ、それをSNSで繰り広げたので、見たことがあるひともいるかもしれない。

この私の頭脳で考え続けられたのは、魔法使いが、ポイントポイントで考えをまとめてくれていたからだ。そして、質問をくれた。
これを世界中のクリーン学習者相手にしているとは、本当にすごいバイタリティだなと思う。
彼らには自分の仕事があり、相手をしているのはクリーンを勉強している人たちだけではないのだから。

(しつこいようですけど、私は特別ではありません。質問があれば、メールをしたら答えてくれると思う。忙しい時は、数ヶ月くらい返事が返ってこないけど。そして、たまには、返ってこないこともあるけれど、大体は返事をくれる。)


そして、魔法使いだけがこれをしてくれているわけではなく、これを普段は、Hさんがしてくれている。
「つまり、こういうこと?」と。
私はそう!そういうこと!と思う。

どうして、私が言いたいことがわかるのかしら?と、私は魔法使いやHさんにうっとりする。


私は思い付いたり閃いたりするが、概念的に説明するのは本当に苦手。
カタカナなど混じった日には、もう。
言葉になった瞬間だけを見ている人にはわからないけれど、私の考えが概念的な言葉になるのとても時間がかかる。今回のは6年だ。

クリーンランゲージも、理屈より先に、体で覚えて、(なぜなら、英語がわからなかったから!)、今、翻訳しながら、理屈を頭に詰め込んでいっている感じだ。
体験が伴わないと、私の中では、概念は、サラサラ流れていく砂のよう。
もしくは風のよう。
だから、翻訳するときは、同じような人のために、できるだけ、場面が想像できる単語を選ぶか、概念と並べて書くか、なんかそんな感じの努力をしている。

(このブログは、特に洞察したり考えたりしているときは、ほとんど何も気にしていない。)


ともあれ、そうして魔法使いがまとめてくれたのは、こんな感じの文章だった。

「私の理解では、君がしているのは、<クライアントの発言に知覚者に対しての言及がないとき、クリーンな方法でそこにクライアントの注意を向ける方法>を探すこと」と、私が何をしようしてきたか、何を探求しているかを解説してくれた。


そして、知覚者について、細かく説明してくれた。
この解説が素晴らしい一つは、英語が私向けなので、オフィシャルな説明よりわかりやすいことだ。それで、私は、オフィシャルなものを翻訳するとき、あのことだな!と思い出しながら翻訳していることはある。私の英語が当初(今もか?)貧相だったことで、人の役に立つことがあったのは嬉しい。何にでも、いいことはある。

というわけで、魔法使いは書いていた。

「自分たちの推測としては、おそらく日本人の知覚者はこれこれこう・・・そして、そうなると認知構造がこれこれこう・・・だが、さあ、どう違う?」と。

(最後にちゃんとまとまったものを文章として出します。しばしお待ちを。)


そして、魔法使いが書いてくれていた例の一塊に、「あ、そうそう、これこれ。これを日本語話者はよく言うよ!」と言うものがあった。

「なんとなく」とか「臓器の名前」とか「想像上のもの」とかそういう一群が一まとまりになっていた。こんなんばっかりよ!と私は思った。


日本語話者とよく似た認知構造を持つ英語話者もまた、いるのである。
そんな特別な民族ということでもなく。
毎回、そうだった。
彼らが持つパターンの中に、日本語話者に多いパターンに当てはまる人はいた。

「そうなると、体と心の関係性の構造がこれこれこう・・・」

毎度のことながら、もう、ほとんど、魔法使いが考えてくれている状態である。

それをお願いしたくてメールしているわけでもある。
私の頭脳では、永久に答えはでない。


「じゃあ、資料を送ってくるのを待ってるからよろしくね」と、魔法使いはメールを締めくくっていた。

何をやっているか理解し、共通認識がもて、考えるために必要な足りない知識を補ってもらったところで、本題です。


PROにおいて、クライアントが主語を言わないとき、アウトカムをはっきりさせる質問の運用を、図にしてシュミレーションしてみないといけない。


さて、私の仮説、魔法使いの仮説は、機能するか否か。
まずは、紙の上でシュミレーション。

これは、私にもできる。そして、面白い。


続く。