私、の力

 

橋をかけたら、自分の中にあった方向性が見えた。


英語のクリーンランゲージが持つリソースをそのままキープして、日本語の持つリソースをそこに加えたら、一粒で二度美味しくない?!


完全に日本語にアジャストしてしまったら、英語のクリーンランゲージが持つリソースを落とすことになる。

それはもったいない。


しかし、完全に英語のクリーンランゲージに寄せると、日本語が持つリソースを落とすことになる。

日本語の力こそMAXに使いたい。

それは、クライアントの母国語だ。



私は、何かを削ったり落としたりするレメディ的なやり方ではなく、何かを加えるアウトカム的なやり方で、日本語のクリーンランゲージをパワーアップさせたい。


ジャパナイズはしない。

ローカライズするのではない。


英語と日本語をミックスして、新しい言語として成立させる。

化学反応。


もともと変な言語なのである、クリーンランゲージは。


そして私が探してきたのは、日常会話で使う言葉じゃない。


人生を変容させる道具だ。


効果が最優先だ。

あと、簡単に使えること。



素晴らしいわ、メタファーって。


そして、多分、ずっと方針はこうだったのであり、英語みたいな日本語を話す友人知人がすぐそばにいたのであり、そこにヒントがあったのであり。


でも、それが、日本語でクリーンをするときの問題点は以下、


言葉としての


参照点(リファレンス)の欠如

基準点(ターゲット)の曖昧さまたは欠如

シンボルの不在


という問題を示す言葉になるまでに、6年かかった。


簡単に書くと、たびたび発言に、主語と目的語がありません、という話です。

メタファー・ランドスケープの主役がいない。


下手すると、バイプレイヤーだけで、メタファー・ランドスケープを作ることになる。作れますのでね。



そして、主役がどれだけ大事かは、私が証明いたしました!我が身で!



一つ前の日記をご覧ください。


「魔法使いになりたい」



「私は、魔法使いになりたい」


の違い、分かりますか?



日本語しか話さないクリーンファシリテーターは、どちらでも「うんうん、あなたが魔法使いになりたいんだね」と理解できます。


しかし、ファシリテーターは、「あなた」または「私」をメタファー・ランドスケープの中に、配置するかな、しないかな?


本人は、そこに私がいないことには気づきません。

魔法使いになりたい人は、普通、魔法使いしか見ていない。


「私=魔法使い」で、アウトカムは達成です。



魔法使いだけでも十分楽しかった私のランドスケープは、「私」の登場により、別のランドスケープに移行しました。


私が配置されただけで、変化が起きた。




「私」は、パワー大きいぞ。



ということを身をもって証明。



そして、メタファーもパワーがあるぞ。


何が問題か、解決前に言語化できたのは、初くらいじゃないでしょうか?

私、本当に気づかないので。



「橋」は「魔法使い」より賢そうな気がします。



そして9月が終わります。


10月につづく。