メタファーで解説すると
ある日のこと、魔法使いの弟子が、淑女のお帽子をかぶり、右手に虫眼鏡、左手にピンクの花びらが入ったカゴを持って山にマッシュルーム狩りに出かけると、そこには、切り株に腰掛けた魔法使いがいた。
そして、弟子が採ったマッシュルームを眺め、「このマッシュルームについて、よく観察してごらん」と言った。
魔法使いの弟子は、虫眼鏡でマッシュルームをあれこれ眺めた。
それから、弟子は、お礼に、カゴの中から花びら一枚を、魔法使いに渡した。
それから魔法使いの弟子は一旦、山を降りて、魔法の図書館にいる友達のカエルさんのところへ駆けていった。
そして、弟子とカエルさんは、マッシュルームを眺めたり、マッシュルームを投げ合いしたりして、マッシュルームには何が起きるかを観察したり、新しい呪文を使ってみたりした。
それから、魔法使いの弟子は、家に帰って、黙って座り込んだり、寝たりした。
そのあと、弟子は、空から降ってきたマッシュルームについての調査研究をしたためた新しい花びらを一枚、風に乗せて、切り株へ飛ばした。
すると、新しいマッシュルームがぽんと返ってきた。
ここ最近の私の話は、今、ここ。
あのお堅い話は全て、この世界観の中で繰り広げられている。
クリーンランゲージに関わる話は全て、同じランドスケープの中で繰り広げられてきた。
魔法の世界。
そして、今、私が集めたマッシュルームの名前は、「セルフ(自己)」「東洋と西洋の思考の融合」「三つの私」。
真ん中の一番難しそうなところは、魔法使いが考えてくれている。まあ、他も。
シンボリック・モデリングという魔法の世界の中で。
私は、ひたすら、マッシュルームを観察して、調べて、考えて、それを花びらに書いて、風に飛ばす。
そんな中、私は、自分が最初から気づいていて、今、初めて気づいたことがあることに気づいた。
「誰が、魔法使いなのか?」だ。
ほらね、やっぱり、「誰が、誰は、誰に、誰を」は大事なんだよ。
魔法使いの弟子は、花びらにまた書きこんだ。