DAY4: カリフォルニアの空とオレゴンの木蓮
昨日の夜は、PR2Oフェスティバルの前夜祭だった。
その日、私は「そうなんだよね。私、こういうのが好きなんだよね」と思った。
わからないを楽しむ、と銘打ったそのフェスティバルのはじまりの直前の瞬間に、象徴的なことが起きた。
ある人が「わからない」ことがいきなり起きた。
非常に現実的なこと。
機材操作だ。
それを「がんばれ〜」と、私は笑いながら励ました。
その人は、「わからないまま、いろいろやってみて」、そのやり方がわかるようになった。
おめでとう、と、私は笑った。
そのあと、なんと、同じことがわからない人がやってきた。
私は「教えてあげてください」と、さっきまで同じことがわからなかった人に頼んだ。
そして、さっきまでわからなかった人は、今、わからない人にやり方を説明した。
そして、その人も、無事、やり方がわかった。
フェスティバルが始まる前に、誰かの過去のわからないが、今の誰かのわからないをサポートするリソースへと変わった。
そして、その一連がわちゃわちゃしていたので、初対面の人だらけの集まりだった周りも少し和んだ。
わからなかったことが、人をサポートした。
少なくとも、私のことはサポートした。
私はやや緊張していた。
けれど、そのわちゃわちゃが面白かったので、楽しい気分になり、始まるときには、私の体は全く緊張を感じていなかった。
.....
それから、始まりにしたことの中で、私の中に、カリフォルニアの空気が広がった。
一瞬、シャロンを思い出した。
シャロンは、「あなたが英語が話せないなら、日本語で話せばいいのよ。大丈夫」と言って、私を受け入れてくれた人だ。
あの日、シャロンがしていた表情、あの日、シャロンがしていた動き。
あの日のシャロンが、私の中にいる気がした。
そして、あの日のシャロンは、私に教えた。
「まず、あなたがすることは、みんなの不安をとること」
彼女は言葉にはしなかった。
私の変容が始まりはじめたあの日、彼女がしてくれたこと。
私は覚えた。
「まず、私がすることは、不安をとること」
それから、ワークショップ中に、数回、グループに対してファシリテーションした。
すると、マリアンが現れた。
それから、オレゴンで見た木蓮の大木。
マリアンが好奇心いっぱいで、一人ひとりに声をかけていくところ。
マリアンが、みんなに満遍なく目を配っているところ。
バックトラック。
そして、自分も楽しんでいるところ。
私の中のマリアンが教えてくれた。
私は自分がちゃんと覚えていることに気づいた。
そして、私は、一度だけ、バックトラックする順番を間違えた。
すると、画面の中の人の顔が、同時に、あれ?という顔になった。
「順番を間違えないようにするためには、何が起きれば好いのだろう?」
私は、そこで、なぜに、みなが、フリップチャート(ホワイトボードの紙版)を使うのかを理解した。
しかし、私は、板書すると気が散る。
「そうすると、私は、何が起きれば好いのだろう?」
これは課題だなと、私は気づいた。
そのあとは、何をやったか、あまり覚えていない。
ただ、私は、ずっと、オレゴンの木蓮の大木の下で話していた。
私の目の前には、参加者の人の他に、ミキちゃんも見えていた。
ただ、楽しかった。
自分が好きなことが、誰かの役に立つものに変わる。
その喜びでいっぱいだった。
ただし、課題は「何をやったか覚えていられるようになること。常に、意識的でいるように」
そのうち、できるようになるだろう。
そして、ワークショップの最後に、また、カリフォルニアの空とシャロンが現れた。
「あなたに必要なサポートは何?私に教えてちょうだい。あなたのことは、私がサポートします。だから、大丈夫」
ワークショップは、夜に開いていたけれど、私には、青空が見えた。
青い青い、虹がかかった空が見えた。
満開の木蓮の大木が見えた。
振り返り終了。
さて、本日。
目覚めたら届いていた動画リンクと文字起こし。
「PROモデルがどこからやって来たか?」をペニーとジェームズが話してくれている、はず。
(まだ見ていない。)
まず、朝ごはんを食べ、そして、今日はこれをやる。
「そして、何が起きるか見てみよう。」
ジェームズの声が聞こえた。
「study too too too hard」
私の言葉を楽しそうに繰り返すペニーの笑顔が見えた。
そして。
そうすると。
今日を始めよう。
そして、何が起きるか、見てみよう。