DAY3: 私の仕事 。メタファーいわく。| シンボリック・モデリングのトレーナーになるまで
メタファーがいうところの、私の仕事について。
私の仕事は、豊かに実った果物を集めること。
そして、この果実は、おいしくて、時々、すっぱい。
そして、私は、誰かに果実をシェアする。
そして、それはひとりひとりに手渡しで。
そして、私は、果物の中から種を取り出して、研究する。
そして、私は、試しにその種を植えてみる。
そして、私は、自分でも果実を育てるために、自分の木を育てる。
それは、私が果実を採取した木になっていた果実の中から採取した種なので、ある意味、同じ木を育てる。
環境条件が違うので、元の果物とは、少し違う色の果実がなるかもしれない。
花が、土のアルカリ度で、花の色を変えるように。
私が種をまき、自分で水をやり、自分で育て、そして木を育て、果実を育てる。
そして、私は、種を増やして人にシェアする。
種はコンパクトで、持ち運びしやすいし、保存できるから。
果物は生ものなので食べなければ、地面に落ちて、やがて土に還る。
賞味期限中に食べなければ、古くなって食べれなくなる。
そして果物は、過去に存在した幻の果物になるか、土の肥やしにはなるけれど、果物の味は伝えられない。
けれど、種は違う。
種があれば、違う。
種は、長い時間、保存できる。
種は小さいから、手元に持っておいても、邪魔にならない。
そして、その人が必要とする時に、その人は自分の種を土にまき、必要なようにその人自身の木を育てることができる。
それが、私の仕事。
(この私は、「眠っていたお姫さま」。私は彼女を演じていた状態。)
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先日、「長い長い間、眠っていたお姫さま」が登場したセッションで語ったこの中の半分くらいを、私は、「like that」(そんな感じ)と、表現し、言葉にしなかった。
いや、格好つけるのはやめましょう。
ぶっちゃけ、英語での表現がわからず、私がそういう時に使ってきた便利な表現方法を利用しました。
ジェスチャー、そして、「like that」という言葉。
それでも、クリーンランゲージならば、ファシリテーターはそのジェスチャーの空間の中で何かが起きていることを理解しますし、セッションを続けることができます。
そのセッションのファシリテーターたちは、私が、”like that”と言うのを聞いて、”like that”と繰り返し、にっこりと、愉快そうに笑いました。
そして、それ以上は追求しませんでした。
しかし、彼らは、私の言いたいことをおそらく理解し、そのあとのセッションの中で、彼らが私に提案した方法は、「私の仕事」を汲んだ「トレーナーになる方法」でした。
つまり、私がトレーナーになる方法を決めたのは、最初に書いた、私のメタファー・ランドスケープです。
そして、彼がそれを概念として言語化してくれたものが、「僕らが25年前にしたこと」だったのだと思います。
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これは誤解している人が多いように感じるのですが、実際に現場でクリーンランゲージを使う時は、クリーンランゲージのセッションを止めた後、ファシリテーターは、普通に会話ができます。
クリーンランゲージは、不便な、ファシリテーターを縛るツールではありません。
ファシリテーターをサポートし、クライアントをサポートするための道具です。
いかようにも、アレンジできます。
または、セッションをはじめる前にも普通に会話できます。
というか、アイスブレイク(場をほぐして、ラポールを作る)は、必ずいります。
これは、普通にセッションとして。
ただし、その間も、はっきりさせておく必要があることはあります。
それは、どこか別で。
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さて、「私の仕事」に必要なリソースが、今朝、届きました。
黄色いiPad。
私、何かを教えるとき、板書するのは苦手です。私は、板書で気が散るのです。
スライドを作るのは、楽しくてたまりません。
コロナ中、一時的に、仕事ができなかった時、スライドを使ってアニメーションを作って遊んでいました。
というわけで、スライドのためと、それから、何かを書いてみせるときのためのiPadが、私の人生に登場。
さあ、今日をはじめよう。
そして、何が起きるか見てみよう。