メタファーが概念になる時。強み探検継続中。

 おそらくは、現在公開で続けている、私の強み探検が、あちこちに影響しはじめている。


行動、書くこと。



そして、そんな中、まず、最初に、履歴書の長所の欄に書ける言葉に変わってくれたのは、「青紫色の望遠鏡」だった。


自分で気がついたのではなく、最近、私を表すものとして、よく言われる英単語があり、それを日本語にしたら、あ、これ、青紫色の望遠鏡やと静かに気がついた。


単語はinsight

日本語だったら、洞察力とか眼識とか、目力とかそんな感じ?



「青紫色の望遠鏡」という言葉のままでは、ちょっと何言ってるかわからないという話になりますわね。

現実世界の中では。


でも、これならどうでしょう?


「私の長所の一つは、洞察力です。その洞察力は、そうですね、例えば望遠鏡みたいなものなんです。青紫色の望遠鏡。」


聞いた、または、読んだ相手は、単に、洞察力と言われるよりも、ちょっと、その洞察力がどんなものか、わかるような気分になりはしないでしょうか?



それと同じことが、自分の内側で起きるのです。



私がクリーンランゲージ&シンボリックモデリングのセッションを受けるのをおすすめしたい人は、自分はつまらない人間だとか、自分の人生に諦めを持っていたりする人です。

無力感を持つ人たち、退屈している人たち、そういう人にもすすめたい。


物を考える時に、ガチガチの概念で考えると、思考はどうしても、つまらなくなります。

ちゃんとはしているかもしれない。

けれど、つまらない。


なぜかというと、概念的な単語は個性を生みにくいからです。

いわば、みなが、共通理解を持てるように、理解の個性が影響しない「辞書の意味」が「正解」の言葉が、概念です。


「私は根暗です。だから、私の話はつまらないので、誰も聞いてくれません。」


これでは、聞いている側もつまらない。


これならどうでしょう?

「私はつまらない話をする妖怪みたいなんです。」


妖怪ってなんや?と、とりあえず、相手の頭にはハテナマークが浮かびます。


私だったら、おそらく、笑いながら尋ねます。

「妖怪って何?」


根暗でつまらないというから、つまらない話になるのです。


というわけで、人が自分の話をあまり聞いてくれないという人にも、セッションを受けるのをすすめたいと思います。


その人独自の表現力を育てる手伝いと、なぜ、その人の話はあまり聞いてもらえないのかという気づきを、その人自身が理解できるはずだから。



なぜ、私がそう感じるかというと、それは、「つまらない」と話す人たちを観察してきた経験からです。


つまらないと言う人は、使う言葉が、概念的な単語で埋めつくされていることが多い感じがするのです。


わかりやすく言うと、例え、での表現が少ない。



そもそもそれが作られた目的からははずれた副産物的な効果ではありますが、クリーンランゲージ&シンボリックモデリングは、その人の表現力を育てます。


確認したい人は、私のこのブログを数年遡って、今と比べていただけば、わかりやすいと思います。


(私がセッションを受け続け、その自身の記録を取り続けている理由は、クライアントにもたらされるクリーンの長期的効果を確認したいから。)



表現力を持っていない人はいないので、誰でもリソース化はできます。


リソース化するためには、持っているだけでは無理で、「その人が自分の表現を好き/または自分の役に立っていると価値を認めていること」が必要です。



また、その例えが、その人自身にフィットすると、例えはただの例え以上の働きをし始めます。


その時、例えは、もはやただの言葉ではなく、メタファーやシンボルという名前で呼ばれる姿なき生き物へと進化します。


そして、人生に影響を与える。



なんか、今日のも、何かのドラフトになりましたねえ。