感謝している赤の他人の言葉
私がひとり、非常に感謝しているどこの誰かも知らない赤の他人の言葉がある。
その人は、私と妹が小中学生の時期に、母が出会った人だ。
私は、その言葉を大人になって、35才過ぎた頃、母の口から聞いた。
その人は、娘たちをさっぱり理解できないと悩んでいた母にこう言った。
「お母さん。
あなたの子供たちは、圏外の子供です。
彼女たちは、あなたが理解できる世界の外にいます。
だから、お母さん。
あなたが、お子さんたちを理解できないのは当たり前です。
もしもあなたが、お子さん達を理解できるなら、そこには進化が存在しないことになります。
あなたが、完全にお子さんを理解できると思える方が危険です。
そこには新しいものが何もないことになります。
あなたがお子さん達を理解できないことで悩むことはありません。
ただ、自分の子供たちは、自分の理解の外にいるということを忘れないで、あなたの理解の内側にお子さん達を閉じ込めないようにしてください。」