海賊の旗やと言っているのに、船が出てこんなと思っていたら、ようやく船が登場した話。
つづき。
もう、ドラフトざんまい。
今、やっているやり方は、おそらく、複数回連続でセッションを受けるクライアントさんに起きることと似ているだろうなと思った。
メタファーの世界が変化する。
影響を受けた意識や現実が変化する。
そして、その現実の変化を、メタファーで理解したり、メタファーに取り込んだりして、さらにメタファーの世界が発展する。
変化の時期に、内面と外側の世界に乖離が起きないように、外側の変化に心がついていけるように。
心の変化に外側を適応させられるように。
毎日セッションを受ける人はいないもの。
というわけで、昨日、現実の中での気づきや動きを先に書いてしまったけれど、再び、昨日の最初に書いた質問から、話を再開する。
そこに、何か違いは生まれているでしょうか?
さて。
.........
「そして、未来の暖房がちゃんと動いて、ガーデナーがいる。
すると、青紫色の望遠鏡が、庭園の催しによって、シルクの旗の色を選ぶ。
ピンク、オレンジ、緑。
すると、次に何が起きる?」
赤い海賊の旗は、もっと元気よくはためきだす!
「そして、もっと元気よくはためきだす。
その、もっとについて、他に何かある?」
船が進むスピードが速くなる。
........
(もっと、とか、さらに、とか、増やす言葉を確認しておくのは大事です。
そして、新しいシンボル、「船」が登場しました。
新しいシンボルが登場したら、さて、やることは何でしょう?)
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「そして、その船はどこにあるの?」
胸の下あたり。未来の暖房器具の下。
.........
(新しいシンボルがいきなり、シンボルとして登場したら、即座に場所の確認。これ、必須。)
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「そして、未来の暖房器具の下にあるその船に、大きさや形はある?」
なんか、今は、その船はドックで詰まってるみたい。
今から動きだそうとしてる。
.........
「そして、船がドックで詰まってる。今から動き出そうとしてる。その動き出すは、どのあたりにあるの?」
未来の暖房器具の真ん中に、クレーンみたいなのがあって、それがうい〜んと船を持ち上げて、海に下ろす。
赤い旗が元気よくパタパタするとそれが起きる。
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(詰まっている、動きだす。
こういう感じで、問題ぽい発言と、アウトカムっぽい発言が並列で存在する時は、アウトカムっぽい発言、前に進む発言を拾って質問します。
もしも、詰まっている、だけが答えとして登場したなら、質問は何でしょう?)
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「そして、赤い旗が元気よくパタパタすると、クレーンが船を持ち上げる。」
そう。
もっとは、そういうもっと。
クレーンが船を持ち上げるのは、赤い旗が元気よくパタパタしている時だけ。
それ以外は、船はドックにしまってある。
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(リキャップしてます。
ここでは、関係性と必要条件を拾っています。
リキャップは、情報の整理。それから、シンボルを体に定着させる目的もあります。
長いセッションでは、あいまあいまに、リキャップをはさみます。
そうやって、自分とクライアントの描いているモデルをすり合わせます。
また、リキャップすると、質問しなくても、話が進むことはよくあります。
日本語のセッションは、おそらく言語的な特徴から、英語のセッションよりも、リキャップをこまめに入れる方がいいのではないか?と、シンボリックモデリングを作った人がアドバイスしてくれました。)
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「そして、赤い旗が元気よくパタパタしている時、あなたは、どのようにして、それを知るの? または、クレーンは、どのようにして、それを知るの?」
私は、知らない。
私にはわからない。
体が勝手にやるから。
クレーンは、旗がパタパタすると、ドックのゲートが内側から開くから、そうしたら、船を持ち上げる。
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(船が動き出すために、クレーンが船を持ち上げる必要条件を確認しています。
ゲートが内側から開く、が、条件。
別の質問でも尋ねられます。
「そして、〜のすぐ前/ちょうど前/直前に何が起きるの?」)
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「そして赤い旗がもっと元気よくパタパタして、ドックのゲートが内側から開く。すると、クレーンが船を持ち上げる。そして船が動き出す。
そして、船が動き出す時、その船は、どっち/どこ(の方向)に向かって動き出すの?」
風が吹く方向。
今は、あっち。斜め上。
青紫色の望遠鏡が、行き先は決めて、いつとか、海路とかを選ぶ。
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(「〜はどこ?」のバリエーションです。
何かがどこかから来る、どこかへ向かう、動く、走る、歩く、など方向が関係する動きが伴うときに使えます。
これは、定型の質問ではありませんが、何回か見たことがあります。
私が、セッションを受け続ける理由のひとつは、上手い人の技を盗みたいからというのもあります。私は、どうしても、英語力の関係で、文章での理解は遅れます。けれど、見ればわかる。そして、何の効果を期待して、その質問を使うのか、その時何が起きるのか、質問の使い方を体験から覚えられるからです。
洞察力(青紫色の望遠鏡)で、語学力を補ってきたのだと、今は、気がつきました。)
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「青紫色の望遠鏡が、行き先、と、いつ、と、海路を決める。そして、青紫色の望遠鏡がそれらを決める時、その決めるは、どんな決める?」
旅が安全であるように。
できるだけ嵐を避けるように。
タイミングを見計らって。
船がドックに戻ってきた時に、胸が痛まないように。
楽しい旅であるように。
主に、安全。
赤い海賊の旗は、コントロールしないと、むちゃをするから。
海賊の旗はそういうものだから。
青紫色の望遠鏡が、それをコントロールするみたい。これからは。
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「そして、船は安全。青紫色の望遠鏡が、それをコントロールする。そして、船は安全。そして、その船が安全な時、その船は、どんな船?」
なんかすぐひっくりかえる小さいボートだったような気がする。
自分しか乗れないくらいの、どっちかというとカヌー?
扱いやすいけど、小さいから、天気がいい日しかドックから出れなかった。
けど、今は、ちょっと船が大きくなった気がする。
そんなにすぐにはひっくり返らない。
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(この船は、ドックにしまっていたと、クライアント(私)は発言していました。
そのあと、「主に、安全」と発言しています。
安全が船の必要リソースであると判断して、先に、船をリソースフルな状態にするために、質問の中で、しつこく、安全、と繰り返しています。
シンボルの状態を、リソースフルに整えることは非常に大事です。)
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「その船について、他に何かある?」
ちょっと大きくなった。
ああ、船が大きくなったから、赤い旗が、パタパタしやすくなったみたい。
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(ここで、実際のセッションであれば、私は、ば〜っと書いたノートを遡ります。
赤い旗が元気よくパタパタしはじめたには、別の理由があったからです。
ということは、船が大きくなったのと、その理由の間には、関係性があるはずだと推測できるからです。
クライアントの理屈では。
そこを確認した方がいいかどうかを推測するために、ノートを遡ります。
確認した方がいいかどうかの判断基準は、クライアントのアウトカムに沿うかどうか。
この場合、クライアントである私のアウトカムは、「自分の強さを確認する」です。)
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というわけで、以前のブログを確認しにいくので、今日はここまで。
段組のレイアウトが使えたら、もう少し見やすいんだけどな。。。
↑という時、私は、何が起きればいい?(笑)
つづく。