船とクレーン | 自我と瞬発力
私と私のセッションは、リアルな世界の言葉と心の中の言葉なき世界の間で進行中。
そんな中、私は一つ、メタファーに現れていた強さを表す現実の言葉を一つ発見した。
そしてそこに加えて、もう一つ、二つ、自分の強さを発見した。
教会友達Rちゃんから今朝来た、クリスマス会のお知らせLINEが発端だ。
そのやりとりの中で、Rちゃんが書いた私の説明に、私自身が「それは、こうでこうだ」と説明したことで。
というわけで、これは概念が先に来た。
しかし同時に、私は、セッションの中のメタファーランドスケープに、それらはすでに登場しているとも感じた。
......
「瞬発力」だ。
これ、船を持ち上げるクレーンのことだと、私にはわかった。
本人だけには、わかるのだ。
なぜなら、メタファーは、何かを言い換えた別の体験だから。
クレーンが動く条件は、赤い旗がパタパタしていること。
未来の暖房器具がちゃんと動いていること。
.......
Rちゃんは、私のことをクリエイティブだと表現した。
私はそれについて、「いや、そうじゃなくて、好奇心。思いついたものは、見たいやん。誰かが作ってくれていなければ、自分でやるしかないやん。見たいから」というような返事を返した。
私は教会関係のグラフィックやアニメをたまに作る。
すると、Rちゃんは「動くのが早い」と返してきた。
そこに私は返した。
「瞬発力」と。
そして、その時、心の中のクレーンが、ウインと動いた感じがした。
私は、そうか、クレーンは、私の体を動かすのかと思った。
いつもながら、Rちゃんは、抜群のタイミングで、抜群なことを言ってくる。
彼女の強さの一つは、「時を読む力」だと、私は思っている。
別の言葉で言い換えるなら、タイミング力。
さて、私に戻ろう。
となると。
最後に登場した、以前はカヌーで、今、少し大きくなってきているという「船」は、多分これだろうと、私は気がついた。
そして、その瞬間、「M先生!」と私は思った。
ひとつの景色が、目の前に現れた。
静かな教室の中、私とM先生は2人、黒板の前にいた。
M先生は、若い私に、静かに言った。
「カトさん(M先生は、私をこう呼んだ)。
カトさんには自我が全くないようにすら見えるのは何故だろう?
カトさんは、どれが自分の感情や意志で、どれが他人の感情や意志か、見分けることはできますか?」
「カトさんは、他人の気持ちが読めるんだね。
それは才能だね。
でもね、カトさん。
君が気づいてあげなくても大丈夫なんだよ。
そうして、君が辛い思いをしなくても、君は他人を手伝える。
君が他人の辛さを味合わなくても、ちゃんと本人で気づける。
カトさん、君が味わう辛さや痛みは、君自身の人生分だけで十分なんだよ。」
「カトさん、自我を育てなさい。
君の自我はあまりにも弱い。
自我はね、君と他人の境界線だ。
君が誰かを助けたいと、本気で願っているならば、君はまず、君の自我を育てなさい。」
そして、何度も言われた、この言葉。
「やってごらん。君はまだ若い。」
静かな教室で、M先生は静かに言った。
M先生。
先生、あのね、
私のウイークポイントだった自我の弱さが、強さに変わろうとしてるよ。
先生。
私、自分の自我を見つけたよ。
先生。
船だ。
さあ、ファシリテーターに船を育ててもらおう。
あんたがちゃんと勉強してきたなら、今が、どこなのか、わかっているだろう。
直前だ。
チェンジ−1ね!
(これ、面白かったから、来年、私主催のローカルな勉強会でシェアします。)
他の強さ(リソース)で、メタファーランドスケープをリソースフルな状態に整えなければ、現れなかったそれ。
船が、今回のセッションの本丸だ。
わかりにくいが、これ、メタだ。
自我だから。
ファシリテーターとしての私の勘は、そう言った。
船を強化し、発展させ、進化させ、世界を拡張すること、それが、これからやることだ。
その時、私(クライアントの世界)に何が起きるかを、一緒に見ることだ。
手順はええと、と、私は頭の中でやり方を復習した。
......
Rちゃんに大感謝である。
何の使いか、ホーリースピリットの使いやな。
だって、クリスマス会のお知らせで、なんで、私の長所を褒め始めるのよ(笑)
おかしいやんか(笑)
私はそこにもう一つ、神さまがいる世界という別のメタファーランドスケープの存在によるサポートをしっかり感じたのだった。