続き。旗は全部で4色に。
続き。
前回までのお話。
現在、私は日記の中で、「私の強さを確認する」作業中です。
クリーンランゲージ&シンボリックモデリングを使って、セルフセッション&オブザーバーを一人三役でやっています。
さて、この前はここで終わっています。
ここで、私は気がついた。
庭園でも、赤い海賊の旗はおろしちゃいけない。
でも、庭園に海賊の旗は似合わないなあ。
「そして、そのように気がついた時、庭園の赤い海賊の旗に、何が起きればいい?」
ふっと関係ないかもしれない記憶が蘇った。
(関係ないことは思い出さない。記憶の使い方がもったいない人は、取り留めない記憶を、未来への何かをそこに含むとはとらえず、ただの記憶として扱う人。でもまあ、一見、関係なさげ。)
母がよく言っていたことだ。
「あなたは、男の子で、日本以外の国に生まれていたら、きっと生きるのがもっと楽だったわね。」
そやなあ、赤い海賊の旗って、なんか男性的でちょっと荒いかもしれないな。
海ではいいけど、庭園には雰囲気が合わないなあ。
......
メタファーランドスケープでは、調和が重要なポイントの一つです。
その人の世界に調和を生み出すことと、それは関係しています。
少なくとも、何を聞いたらいいかのヒントにはなります。
ゴッホのひまわりの絵の中に、UFOが飛んでいたら、そのUFOについては、尋ねる必要があります。
ひまわりか、UFOかどちらか、または両方がもう少し共存して調和しやすいものに変容する可能性があります。
または二つを調和させる別の何かが登場する可能性もあります。
もしくは、その二つは、そのままでいいとクライアントが確認するか。
または、本来は、異なるメタファーランドスケープにあるべきものを一緒にしてしまっているのか。
(別の話をごっちゃにして理解しているか。)
理由はいくらでもあります。
しかし、シンボリックモデリングにおいては、この場合、ほとんどの場合、理由は、大した問題ではありません。
(理由は過去に属するので、パターンワークを除いて、ほとんどの場合では、質問者は、あまり取り上げません。本人が、自分で理由に気づくことは、よくあります。)
要素そのものに問題があるわけではく、要素同士の関係性に問題があるのは、経験的には、割と高い頻度で見ます。
例えば、自分の性格に悩みを持つ人にはよくお会いします。
けれど、性格そのものには問題はなく、性格と行動の関係性に問題があったり。
その性格が発揮される場所が適切でなかったり、ということもあります。
相性という言葉がありますが、自分の内側に存在する要素にも、要素同士の相性とでもいうようなものがあるような感じは、メタファーやシンボルで内側を見ると、よく感じます。
......
さて、答えは。
そうか。
庭園では、旗の色を変えたらいいのかな。
何色がいいかな。
「そして、何色がいいかな。それで、その色は、どんな色?」
やっぱりピンクかな。
緑もいいけど、庭園に緑は溢れているから、優しいピンク色がいいかもしれないな。
「そして、庭園に優しいピンク色の海賊の旗。」
ううん、海賊の旗じゃない。
庭園のピンクの旗は、シルクみたいな素材で、サーカスのテントの上にはためいているみたいな旗。
「そして、そのピンクのシルク素材の旗について、他に何かある?」
パタパタって風にはためくと、あ!楽しいことをやってるよ!って、他の人にわかる。
旗を目印にできる。
あ、やっぱりオレンジがいいかな。
あ、違う。
ピンクとオレンジの旗の両方がある。
庭園の催しによって、ピンクかオレンジか、色を選んで、旗を上げる。
普段は、緑色の旗でいいかな。
素材は全部、シルク。
「そして、シルクのピンクの旗、と、シルクのオレンジの旗、と、シルクの緑の旗。そして、庭園の催しによって色を選んで旗を上げる。
そして、庭園の催しによって、色を選ぶ時、ピンクの旗と、オレンジの旗と、緑の旗の催しに、何か違いはある?」
ピンクの旗は、庭園でお茶を振る舞う。
美味しいクッキーもある。
ゆっくり流れる時間とおしゃべりがある。
お招きするのはひとり。
オレンジの旗は、庭園にたくさんの人が集まる。
のりのりのBGMが流れていて、人が笑ってる。
たくさんの人の話し声がする。
緑の旗は、ペンとノート。
大きなテーブルを何人かで囲んだり、私しかいなかったり。
静か。
でも、どの旗が上がっていても、それは、赤い海賊の旗。
私自身は変わらない。
見た目の雰囲気を変えるだけ。
庭園に合うように。
「それは、できる?旗の色を変えて、あなたは変わらない。それはあなたに可能?」
できる。
一人では無理だと思うけど、私の周りの庭園にガーデナーがいれば、できる。
それから、未来の暖房器具がちゃんと動いていればできる。
「そして、ガーデナーがいて、未来の暖房。すると、あなたはできる。
そのガーデナーはどこにいるの?」
もういる。近く。
何人か日替わりでいる。
「そして、ガーデナーは近くにいる。そして、未来の暖房がちゃんと動くために必要なことは何?(何が必要?)」
ちゃんとたくさん休みを取ること。
本当にたくさん取ること。
体が疲れはてないようにすること。
そうすれば、青紫色の望遠鏡が、今は、何色の旗か、ちゃんと選んでくれる。
疲れたら絶対にだめ。
.....
これが、面白いなといつも思うことなんですが、メタファーランドスケープの中で話をしていても、現実世界が、絡まってきます。
現実世界とメタファーランドスケープを行ったり来たりしながら、話が進んでいく。
私が、シンボリックモデリングに対して、評価している一つは、内面と外側の世界を切り離さないで、内面を探究できる仕組みです。
人が抱える問題のほとんどは、内面だけでは解決しないという現実に、とても合うと高く評価しています。
内面だけの話ですら、内面だけでは難しい。
内面だけでどうにかしたい人は多いですが、その人のことも、外界とは切り離さない。
そこが好きです。
無言の、がんばれという応援メッセージを、私は、そこに感じています。
だから好きなんだと思う。
.......
「そして、未来の暖房がちゃんと動いて、ガーデナーがいる。
すると、青紫色の望遠鏡が、庭園の催しによって、シルクの旗の色を選ぶ。
ピンク、オレンジ、緑。
すると、次に何が起きる?」
赤い海賊の旗は、もっと元気よくはためきだす!