ランドスケープが変わると、変わること
この土日、久々に、完全に何を言っているかわからない英語の海の中を泳いだ。
たまには浅瀬、時折、日本海溝並みの深さ。
わからない単語がある一定数を超えると、私は異常にポジティブでハイテンションになる。
おそらく、落ち込まないように防衛反応が起きている。
私が尋常でないポジティブさを見せるときは、だいたい、超絶ピンチな時だ。
楽しそうにしているときほど、ピンチ。
ピンチを感じたり、落ち込んだりする余裕がないから、ハイテンションになっているだけだ。
土日、私は三時間かける二回、座っていただけなのに、今朝はくたくただ。
体が、本当に場所を移動したみたいに、バラバラになりそうなくらい疲れている。
けれど、同時に、「橋」という私の中に生まれた新しいシンボルが何を意味するのか、少し気づいた。
そしてこれまで私は、自分が使っていた魔法の力というある種ミラクルなリソースは、いわば、自転車の補助輪みたいなものだったと気づいた。
そして今、私を助けてくれたのは、魔法ではなく、人間だった。
いやまあ、最初からそうではあった。
クリーンランゲージのコミュニティは、親切な人が多い。
「自分にできるサポートは?」をひたすら考えているような人が、わんさかいる。
だから、なんとかなってきた。
そして、私が考えた「私がコミュニティのためにできるサポートは?」が、日本語について徹底的に考えることだった。
私が参加していたのは、言語が英語のオンラインのワークショップだった。
そこに登場する英語は、私には難しいのがわかっていたので、今までは参加してこなかった。
けれど、先週の木曜日、別で参加していたグループで、「PROが知りたいなら、この土日のそのグループは、PROについてだから、参加できるか聞いてみれば?」と、あるトレーナーの人から教えてもらった。
そうして、バタバタと参加したグループで、私の脳みそは、限界点を超えた。
そこに、私は、実例を持っていっていた。
私が数年間、とあるクライアントと取り組み続けている問題だ。
口で言葉で説明しようとして、頭がこんがらがっていったん撃沈したあと、面白いことがおきた。
その日、初めて会った人たちが、クローズドのチャットを使ってサポートしてくれはじめたのだ。
私は、英語のディスカッションを流し聞きしながら(その場で理解はあきらめて、後から動画で理解することにし)、チャットで、別のディスカッションをしていた。
自分の実例研究。
グループにわかれて、セッションをしてみる時間も、大先輩たちが、「これは何なの?」という、もうレベルが違いすぎるセッションをしてくれた。
私は、自分がそのクライアントになったつもりで、ロールプレイをした。
ファシリテーターは2人。
多分、デイビッド・グローブから直接教わった人たち。
クライアントは私。
2対1で、行われたセッションで、私は自分の体を使って、クライアントをモデリングしてみた。
2人は、見たことがないモデルを使った。
ひたすら、体の動きで、私に、演じさせた。
知らない質問もあった。
そして、「うわ〜!」ということが起きた。
そして、今朝、起きて、私は、魔法が覚めたことを理解した。
けれど、同時に、もう魔法を使わなくてもいいくらいのところまでは来たのだと、理解した。
そして、私は、魔法使いだった師匠のひとりに、メールした。
日本語と英語の違いを分析した内容だ。
そして、最後に書いた。
「私は、この研究を、私の英語が洗練されるまでに終えなくてはいけません。
英語という問題は、問題ではなく、これまで、日本語について考えるためのリソースの源だったことに気がつきました。
私に英語力が足りなかったおかげで、私は、さまざまなことに気づけました。
けれど、今、私は、英語のディスカッションに参加したい、みんなの言葉を遅れることなくその場で理解したいと、本当に思います。」
私が先に進むことは、すなわち、そのまま、日本語のクリーンな世界に情報を提供することを意味する。
「橋」が、私に、本気をもたらした。