The Way of using Clean Language:さて、あなたはこれをどう訳しますか?

 英語から日本語に翻訳するとき、「the way」という英語の日本語翻訳は面白いなと思う。

後ろにくる名詞や動詞で、この「the way」は訳が変わる。


例えば、茶道。tea ceremony

例えば、クリーンランゲージ。


同じ「the way」でも、前者は、作法やお手前になるし、後者なら、方法ややり方になるかもしれない。


しかし、作法と方法では、これが面白いがずいぶんと印象が違う。

茶道、と、クリーンランゲージ、が持つイメージもあるだろう。


しかし、もしも、クリーンランゲージを知らない人に、茶道的なthe wayの訳を伝えれば、頭の中で、なるほど、クリーンランゲージは茶道的なところがあるんだなとなってもおかしくはない。


人は、言葉を理解するとき、その人が知っている何かに結びつけて、それを理解するからだ。


元の言葉は、「the way」。

99分。

私は、そう推測する。



そして、ここからがさらに面白いが、作法を英語にもどすと、今度は、the wayは登場しない。

そこに現れるのは、mannerだ。

マナー。

マナー教室のマナー。



日本語って面白いよねと思う。

the wayは、the wayだ。


way of

way to


とかで辞書を引いてみると、そもそもの翻訳者さんの意図がわかりやすいかもしれない。



この「the way」を、私は自分が翻訳する時の戒めに使っている。

一語が思考に与える影響は、下手すれば何年にも及ぶことを、「the way」は私に教えてくれるからだ。


できるだけ平坦に、できるだけニュートラルに。

自分の考えを付け加えるときは、「これは私の解釈だ」と相手にはっきりわかるように。

そうしないと、自分の望まない意図しないことが起きる可能性があることを、「the way」は、私に教えてくれた。



私が知る限り、おそらくは、the powerful wayとか、the useful wayとか、そんな感じのthe way

パワフルな方法、やり方。

便利な(役に立つ)使い方、やり方、方法。


それが、「the way of Clean Language」または、「the way of using Clean Question」ではないかなと、私の感覚では思う。


そして、There is variety ways of using Clean Questions.

クリーンな質問を使うwayはいっぱいある。


たった一つのsingle way, only wayはない。


茶道ですら、何々流があるわけで。



わたし流のクリーンランゲージは、あるかもしれませんね。

つきつめれば、全員が、自分流かもしれないなあ。


頭の中は全員違うからですね。



The Way of using Clean Language.

さて、あなたなら、これをどう翻訳しますか?