DAY108: クリーン

クリーン。


クリーンってこんな感じ。

そういう感覚は、私にもあります。

けれど、それは、私の持ち物。


自分のブログに、自分の考えを好きに書く分にはそれでいいけれど、今、私がしようとしているのは別の話。


というわけで、私がこの言葉の説明を探して、過去を遡って、歴史探訪する中で、あら?という一文を目にしました。


それは、まさに、「クリーン」について議論されていたインターネット上のスレッドでした。

私は、シンボリック・モデリングについて書くために歴史探訪をしています。

だから、開発者が書いたものを集めているのですが、そのスレッドには、彼が参加していました。


そして、あら?


彼は書いていました。


自分は最初は、クリーンという言葉を使うのはしっくりこなかった。

だけれども、途中で考えを変えた。

理由は、この言葉が流行ったからと、・・・以下省略。


(隠された場所にあるコメントではないので、ソースはみなさまご自由にお探しください。私個人のブログなので、これ。)



だよねえ、と、私は思いました。

定義をかなりはっきりさせる傾向がある彼らが、この曖昧な定義のものはすすんでは使わないよね、と。


クリーンランゲージの定義は、曖昧でも、まだわかりやすいのです。

モノ、があるから。

質問と構文。

それから、ファシリテーター由来の言葉は使わない。特にメタファーは提案しないし、こちらからは導入しない。



「クリーン」は、もう。

「それはクリーンか、クリーンじゃないか」、はっきりわかることもあるけれど、どうでしょうねえ、人によって判断が割れるでしょうねえということも多々。


そして、クリーン、には、程度があります。

完全にクリーン〜クリーンっぽい、まで。


幅が、幅が...広すぎる!

非常に、融通が効くというかなんというか。


ついでに、こんな表現もあります。


文脈的にクリーン。


これはよく使いますし、まあ、これが使えるようにならないと、実際は無理なんじゃないかと思います。

無理でしょう、12個の質問だけで、全部なんとかするなんて。

だいたいは、なんとかなりますし、最初はこれをきっちり覚える必要があります。

セッションの6-8割は、ファシリテーターは4つの質問しかしていません。



ただ、12個の質問だけにこだわると、あ!初心者だ!とばれるので、かっこをつけたい人は、「文脈的にクリーン」という表現を辞書に加えておくといいかと思います。


...とは、テキストには書けない(笑)


最初は、基本ルールを覚える必要がありますね。

後から自由にやるために、基本はしっかりした方がいい、とは思うのです。


ハノンが弾けなきゃ、チャイコフスキーもガーシュウィンも上手に弾けない。

リストが上手く弾ける人は、ハノンも上手い。



クリーン。


しかし、クリーンに触れずに、話は進められない。



悩ましいことです。