DAY49: これらの記憶は、何を知っていますか?
最近、ふと、興味深いなと感じたことがありまして。
自分のメタファー・ランドスケープの中に登場するものについてです。
これには、私の生い立ちを少しお話しする必要があります。
私は、信仰心深い祖父の影響をかなり受けています。
祖父は、私が小さい頃、まだ50代で、仕事はしていませんでした。
私は、幼稚園に入る前から祖父に、さまざまな神社仏閣に引き摺り回され、手を合わせる練習をさせられた記憶があります。
祖父はいつも「こんにちは、いつも守ってくれてありがとう、みんなが元気でありますように」って心の中で言うんやで、と、言いました。
「なんで、何もしてくれてへんのに、ありがとうって言うん?」という私の素朴な疑問に、祖父は言いました。
「あんたのことはな、おじいちゃんもおばあちゃんも、それから、あんたのお母さん、お父さん、みんなが、元気で大きくなりますようにって、神さんに頼んである。
そやから、あんたは知らんだけで、あんたはいつでも神さんから守ってもらってるんや。そやから、ありがとう、と言っとき。」
「私はお願いしてへん。神さまが勝手に私を守ってんのに、お礼言うん?」と、私は尋ねました。
やがて、祖父と私の間では、「帰りにリンゴ飴を買ってあげるので、意味がわからずとも、ともかくも、神社では手を合わせて、言われた通りに思うこと」で、話がつきました。
「あんたは、自分のことはお願いせんでよろし。あんたが神社でしていいお願いは、みんなが元気でありますように、だけや。よう覚えときや」と祖父は言いました。
祖父は、「神さんはな」と、神さまのお話しもよくしていました。
やがて、月日は流れ、私は神社の神様とは違う神様を信じるようになりました。
割と信仰心は強いのではないかと思います。
さて、話を戻しましょう。
ここまで数年、「神さま」もしくは、それにつながりそうなシンボルやメタファーは、私のランドスケープには一切、登場していません。
私は、それが、不思議だなと感じたのです。
出てきてよさげなものですが、登場しません。
私のメタファー・ランドスケープは、愛や希望や魔法、歌や踊りに満ちたディズニーワールドや絵本の世界が爆発気味です。
私の人生は大方、裏側で、ファンタジーな魔法の世界が支配していると言って差し支えございません。
これらは、祖父が私を連れ回していた人生の同時期に存在していたものです。
私を黙らせるために、母が与えた絵本の山。
.....
さて、これらは、何を私に教えるために、今、私の脳裏に浮上したのでしょう?
関係ないことは浮かばないのでねえ。
そして、
あなたがこれらを思い出すとき、
これらは何を知っていますか?
もしくは、
そして、
あなたがこれらを思い出すとき、
これらが知っていることは何ですか?